黒部川流域崩壊状況調査(春期)を実施しました
掲載日:2007/06/13
黒部河川事務所では、6月12日(火)に北陸地方整備局に配備されている防災ヘリコプター「ほくりく号」に搭乗し、黒部川流域の崩壊状況調査を実施しました。
この崩壊状況調査は、毎年、春期と秋期の2回程度実施しているもので、今回の調査は、春期調査にあたります。
調査は、黒部河川事務所長及び砂防担当職員が搭乗し、午前9時から午後4時までの間に合計4回のフライトにより行いました。
調査の結果、目立った新規崩壊や、黒部川流域の三大崩壊地として知られている「祖母谷崩壊地」、「小黒部谷崩壊地」、「不帰谷崩壊地」、さらに、平成18年5月に確認された北又谷の「内山ハゲ」などでは、崩壊の拡大など、顕著な変化は認められませんでした。
しかし、北又谷の「内山ハゲ」においては、湧水または沢水により、少量ではありますが「赤茶色」の濁水が流れており、今後、降雨等により下流の黒薙川や黒部川本線が濁る可能性があります。
これから、梅雨の時期を迎えますが、黒部河川事務所では監視体制を強化し、防災体制の整備に努めていきます。
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