黒部川水防訓練を開催しました

掲載日:2007/06/04

 6月2日(土)黒部市出島地先の河川敷において、平成19年度黒部川水防訓練が行われました。
 水防訓練は、本格的な出水期を迎え、水防月間(5月1日〜31日)行事の一環として、昭和61年度から水防工法研究会と隔年で開催しています。水防機関の士気高揚と水防技術の向上、水防体制の強化を図る目的で黒部川水防連絡会に加盟する1市2町の消防団、黒部河川事務所など約330名が参加し水害に備えました。
 訓練は、大雨洪水警報が出され、黒部川の愛本地点で、はん濫危険流量3,800m3/秒を超える洪水の発生が予想されるとの想定で実施しました。黒部市、入善町、朝日町の各消防団は、「川倉工」、「月の輪工」、「積み土のう工」の3工法の設置訓練を、黒部川竹蛇籠(たけじゃかご)保存会の皆さんに伝統工法である「竹蛇籠工」を披霧いただきました。
 また、本年は黒部川が国の河川改修事業着手から70周年という節目を迎えるため、地元小学生(約100名)と黒部市女性消防団員(8名)の方の参加を得て、縄の結び方や積み土のう工を体験してもらいました。
 今回は『水害』に着目して訓練を実施しましたが、いつ起こるか分からない災害が発生してから対応を考えていては間に合いません。常日頃から災害に対して注意を払っていくことを心がけましょう。


  • 月の輪工

  • 女性消防団員の皆さん

  • 小学生・土のう作り体験

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