三日市小学校出前講座開催「黒部川の治水」
黒部市立三日市小学校より依頼を受けて、平成18年11月27日(月)に黒部川の治水事業に関する出前講座を開催しました。
今回の講座では、理科の授業で川における「水のはたらき」について学習されている第5学年の生徒(約60名)が対象で、事前に黒部川中流域から上流域の欅平までの見学を行っていたため、黒部河川事務所が行っている治水事業(河川・ダム・砂防・海岸)全般について、お話をさせていただきました。
【講座の主な内容】
・河川事業 黒部川の特徴、治水工法・構造物、川の用語(右岸・左岸) など
・ダム事業 宇奈月ダムの排砂機能及び目的 など
・砂防事業 砂防えん堤のはたらき など
・海岸事業 海岸の保全施設 など
また、事前に寄せられていた、授業や普段の生活のなかで、子供達が感じた質問について、講座終了後に回答させていただきました。
【質問の内容(抜粋)】
・黒部川の水のきれいさは全国何位?
・堤防やダムの役割は?
・洪水でどの位の土砂が流れるのか?
・場所によって水制の形が違うのはなぜ?
今回の講座では、治水事業全般に関して説明をさせていただきましたが、時間の関係で用語や単位の説明が十分できず、みなさんにご理解していただけたか疑問も残るところですが、黒部河川事務所ではこの様な活動を通じて地域の皆様に、より黒部川における治水事業について知っていただければと考えております。
講座終了後には、事務所から持参し黒板に貼りだした黒部川流域写真などの資料を注意深く見つめる子供達の姿もあり、普段目にできないものへの関心が伝わりました。
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