ロールプレイング危機管理演習を実施
〜防災能力の向上を目指して〜
去る、10月5日(木)に黒部河川事務所3Fの災害対策室において、黒部河川事務所では初めての「ロールプレイング危機管理演習」を実施しました。
この「ロールプレイング危機管理演習」は、演習部(プレーヤー)に対しシナリオを一切公表せず、出水災害を想定した条件を指揮部(コントローラー)からの状況付与に基づき、演習部が情報収集・洪水予測・判断・指示などの対応を行うという、より実践的な訓練です。(詳しくは参考資料をご覧ください)
今回の演習では、北陸地方整備局及び防災エキスパート方を含め48名が参加し、黒部川中下流域で出水があったことを想定し、状況把握と情報伝達、洪水予測、避難勧告までを訓練しました。
実施においては、参加者全員が緊張の中、指揮部からの状況付与に対応すべく、演習部がそれぞれの役割をこなし、比較的スムーズに訓練が進められました。
指揮部からの状況付与が多く、かつ一時刻に集中したこともあり、水防警報の発令タイミングや情報伝達に若干遅れが生じたものの、訓練の進行に影響がでるほどでもなく、有意義な訓練となりました。
今回の訓練は、2時間30分という時間設定を行い実施しましたが、訓練後の反省会では、実施時間の拡大や状況付与に対する対応の検証を行うための時間が必要との意見も出され、黒部河川事務所として、今後、定期的若しくは不定期にこの様な訓練を実施し、防災能力の向上に努めたいと考えます。
みなさんも「もしも」の災害について一度ご家族で話をしてみませんか?
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