第18回 黒部川土砂管理協議会開催される

掲載日:2005/05/23

 黒部川の出し平ダム(関西電力)と宇奈月ダム(国土交通省)の平成17年度連携排砂計画を協議・調整するため、5月23日(月)黒部市内のホテルアクア黒部で「第18回黒部川土砂管理協議会(座長:北陸地方整備局 岩立河川部長)」が開催されました。
 平成17年度の連携排砂計画では、出し平ダムの目標排砂量を48万m3(H16年12月時点暫定値)とし、これに要する自然流下時間(土砂を流す時間)を最低12時間と予定しています。
 目標排砂量はH17年5月の測量結果をもって決定する予定にしています。
 実施時期については、6月から8月までの期間でダム流入量が、出し平ダムで毎秒300m3、宇奈月ダムで毎秒400m3のいずれを上回る最初の出水時期に実施することとしています。ただし、融雪や梅雨等により流量の大きい時期に限り、出し平ダムの流入量が毎秒250m3に達した場合においても実施することとしています。なお、自然流下中の流入量が毎秒130m3を下回った場合は中止されます。
 また、排砂後の下流河川における土砂の局部堆積防止を図るために行う排砂後の措置について、昨年度は見合わせましたが宇奈月ダムからの放流量をこれまでよりも増やし、毎秒300m3程度を一定時間(最低3時間)試行的に放流する措置を今年度は実施することとしています。
 なお、上記の排砂条件を出水の発生がない場合は、ダム湖内に堆積した土砂の変質を抑制するため、9月1日から9月2日の間に土砂変質進行抑制策を実施することとしています。

※協議会の詳しい資料については、近日中に「排砂情報」のコーナーに掲載する予定です。


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