COD(化学的酸素要求量) 水中の被酸化性物質(主として有機物)を、過マンガン酸カリウム(KMnO4)又は重クロム酸カリウム(K2Cr2O7)などの酸化剤で酸化するさいに消費される酸化剤の量を酸素量に換算したもので有機汚濁の指標としてよく用いられます。
 海域における底質の水産用水基準として日本水産資源保護協会より指針として定めらており、COD 20mg/g以下とされています。
強熱減量 飲料水を105℃〜110℃で蒸発乾固したときに残る物質を「蒸発残留物」といいます。「強熱減量」とは、この「蒸発残留物」を約600℃で灰化(強熱・燃焼)したときに揮散する物質のことをいい、残った物質を「強熱残留物」といいます。
 「強熱減量」の大部分は有機物であり、「強熱残留物」の大部分は不揮発性の無機物です。底質中の有機物量(藻類の死骸に起因する)を推定する指標として用います。
DO(溶存酸素) 水中に溶解している酸素ガスのことで河川や海域での自浄作用や、魚類をはじめとする水生生物の生活には不可欠なものです。
 水中における酸素の飽和量は気圧、水温、塩分などに影響されますが、DOと水質の関係は、水が清澄なほどその温度における飽和量に近い量が含まれるといえます。(20℃の純水の飽和溶存酸素量は8.84r/リットル