平成3年12月に初めて排砂を実施
  • 出し平ダム貯水池に湛水を始めてから6年が経過した平成3年12月に、ダム管理に支障を来すことが予想されたため、初めて排砂が行われました。
  • 「排砂までの間に木の葉等の有機物が土砂とともにダム貯水湖に流入・堆積し、それらが分解を受け、それに伴う流域への影響は全く予想されていませんでした。」 (黒部川出し平ダム排砂影響検討委員会報告)
平成6年2月と平成7年7月に試験排砂を実施
  • 下流域への影響をできるだけ軽減する排砂方法を検討するため、試験排砂を実施しました。
  • この検討を黒部川出し平ダム排砂影響検討委員会において行われた結果、下流域への影響をできるだけ軽減するためには、「排砂は排砂ゲートを用いて」「出洪水時に実施する」こと等が提言されました。
平成7年10月から平成9年7月にかけて緊急排砂を実施
  • 平成7年7月11日黒部川大出水により、大量の土砂がダム貯水池に流入したため、3カ年かけて緊急排砂を行いました。
平成10年6月、平成11年9月に排砂を実施
  • 緊急排砂の実績により毎年、出洪水時にあわせて排砂を実施する方法がほぼ確立されたことから、平成10年、平成11年においてこの方法により排砂を実施しました。
  • 黒部川ダム排砂評価委員会では、これまで排砂にあわせて実施した環境調査結果より「できるだけ湛水池内に長期にわたって土砂をため込まないことが重要」と意見をいただいています。
平成12年度より宇奈月ダムと出し平ダムの連携排砂を計画
  • 黒部川ダム排砂評価委員会では、これまでの環境調査結果より「宇奈月ダムと出し平ダムの連携排砂計画は妥当である」と評価していただいています。
  • なお、環境調査については、引き続き、学識経験者等の指導をいただきながら実施していくこととしています。