Q.排砂と河川の水質(その1)

A.魚類など水中生物への影響をみる1つの指標である「DO(溶存酸素量)」は、毎年排砂を実施している平成7年以降の河川水のDOは最低でも6mg/lです。

出し平ダム排砂影響調査【H6年試験排砂〜現況】
調査範囲:出し平ダム直下流/山彦橋/下黒部橋
調査実施機関:(株)三菱総合研究所


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(注)

  • 表中の「排砂中」のDO値は観測最低値である。
  • H6.2試験排砂後においてDOが0mg/lを記録したのは、「昭和60年の湛水開始後から堆積した土砂が排出されたこと、毎秒約40m3/sという小流量で排砂された」ためと考えれる。(宇奈月ダム事業審議委員会・排砂調査専門委員会)
  • 出し平ダムは排砂中のDO観測値(ダム直下流地点)が4mg/lを下回ると中止する運用としている

 


Q.排砂と河川の水質(その2)

A.H6年からH11年までの河川水のDOは、経年的に変化していません。

月別溶存酸素量の推移【H6年〜H11年】
調査範囲:宇奈月観測所/下黒部橋観測所
調査実施機関:建設省黒部工事事務所


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