(委員 A) |
・ |
試験通砂の前後で測量を実施するとのことだが、試験通砂実施直後に大きな雨が降り、通常の通砂となった場合、試験通砂後の測量を実施できないことが考えられる。このような場合は、今年度改めて試験通砂を実施するのか。 |
|
(事務局) |
・ |
試験通砂後の測量前に通砂基準に達する出・洪水が起こる可能性はあるが、測量ができなかった場合においても、農業用水の取水等への影響を考慮し、試験通砂のやり直しは考えていない。ただし、水質調査等の環境調査については通常の通砂時と同様に行うので、試験通砂の状況は把握できると考える。 |
|
(委員 A) |
・ |
試験通砂については、次年度以降も実施するのか。 |
|
(事務局) |
・ |
来年度の試験通砂の実施については、今年度の結果を踏まえて検討していくことにしている。 |
|
(委員 B) |
・ |
目標排砂量10万m3に対するSSの予測シミュレーションについて、資料ー1に表示されているシミュレーション結果は目標排砂量3万m3(平成17年12月時点暫定値)に対して実施しているが、目標排砂量10万m3に対する予測シミュレーションについては、今後、排砂実施までの間にどのような形で対応していくのか。 |
・ |
また、宇奈月ダムが安定河床に近づいてきたということから、粒径の粗いものが宇奈月ダム直下に流出し、SSが上がってくると考えられる。海域のシミュレーション結果でも3万m3なのに対して数値が上がっている。このシミュレーションでは、粒径の細かいものと粗いものを分類しシミュレーションを行っているのか。 |
|
(事務局) |
・ |
目標排砂量10万m3に対するシミュレーションの結果については速報値であるが、本協議会に間に合ったので報告したい。出し平ダム直下では、SSの最大値が91,000mg/lに対して約100,000mg/l、宇奈月ダム直下では、最大値が63,000mg/lに対して71,000mg/l。下黒部橋では、19,000mg/lが29,000mg/lに、海域のC点については、6,500mg/lが11,000mg/l、A点では500mg/lが860mg/lと予測しています。 |
|
(事務局) |
・ |
シミュレーションでは粒径を0.2mm以下と2mm以下に分けてシミュレーションしているので、粒径が変われば、それに応じてどのようにSS値が変わってくるかも考慮して実施している。 |
|
(委員 B) |
・ |
このシミュレーションの精度を上げていただくことは、私どもにとって対策を検討する際に非常に重要となるので、よろしくお願いしたい。 |
|
(座 長) |
・ |
5月測量の結果について、黒部川ダム排砂評価委員へ報告し、ご意見を頂いているのか。 |
|
(事務局) |
・ |
5月測量結果については報告している。その際には特段のご意見は頂いていない。 |
|
(委員 C) |
・ |
試験通砂によって、その分取水停止時間が長くなるため、農業に対する影響ができるだけ増えないような形で実施していただきたい。またそのことに対するPRもしっかりしていただきたい。 |
・ |
また、我々協議会委員は現場を見る機会が非常に少ないため、協議会で説明するとき、もう少し排砂時の現場状況がわかるような映像を増やしていただければ、視覚的により理解が深まるものと考えられる。 |
|
(事務局) |
・ |
取水停止時間を短くすることは、非常に重要だと考えている。試験通砂時の自然流下時間については、試験通砂の結果をみて検討したい。 |
・ |
また、今年度も排砂時の現場の状況についてはビデオ等で記録する予定であり、協議会の場においても、昨年度と同様に映像をご覧いただきたい。 |
|