(委 員) |
・ |
排砂後の措置において、宇奈月ダムから下流に放流する水量を300m3/s程度に増やすことは景観及び魚族の生息にとって効果があると思われるが、愛本堰堤からの農業用水の取水停止時間を延長することとはならないのか。 |
|
(事務局) |
・ |
愛本堰堤から取水している農業用水の取水停止については、従前と同じ宇奈月ダムの自然流下完了時から取水が再開でき、取水停止時間は変わらない。排砂後の措置は、これまでの排砂と同じように自然流下完了後に貯水位の回復操作を行い、その回復した容量を使用して実施するため濁りの少ない水で行えると考えており、排砂後の措置を実施している時間は農業用水の取水が可能と考えている。よって、取水停止時間は昨年までの方法と平成16年計画の方法では変わらない。 |
|
(委 員) |
・ |
排砂条件を満足する出洪水の発生がなかった場合に実施する土砂変質進行抑制策は、ダム貯水池底面に流れを作るため、排砂ゲートも少し開けて放流することとなるが、排砂ゲートからダム貯水池内の堆積土砂が流れ出ることはないのか。 |
|
(事務局) |
・ |
土砂変質進行抑制策は、排砂のようにダムに貯まった土砂を排出することは考えていないが、表面の土砂の一部が水とともに流れることはあり得る。 |
・ |
平成12年度に出し平ダムで土砂変質進行抑制策を実施した際には、ダム下流のSS最大値は1,400mg/lとなっており、排砂ゲート近くにたまっていた細かな土砂の一部が流れ出たと考えている。また、このSS最大値は、平成15年度の排砂実施時における出し平ダム下流でのSS最大値69,000m3/sに比べて1オーダー小さい値となっている。 |
|
(委 員) |
・ |
土砂変質進行抑制策については、地域の理解が得られたため、平成15年度計画での6月から8月の排砂期間内に実施するという枠組みを越え、平成16年度計画では9月1日から2日に実施するとしているが、実施の時期については地域の理解が得られれば9月中にも実施できるのではないか。 |
|
(事務局) |
・ |
土砂変質進行抑制策については、アユの産卵期等を考慮するとともに今後に向けて、土砂変質進行抑制策の効果と、その活用方策について更に検討する。 |
|