(委 員) |
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水生生物調査に関連して、黒部川全川における瀬や淵の分布状況を把握整理すべきである。 |
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アユの生息実態を調べるために投網による捕獲調査を計画しているが、投網による捕獲効率はそれほど高くないと思われるので、潜水観察調査を合わせておこなう必要がある。 |
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(事務局) |
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瀬・淵の分布状況については過去に宇奈月ダム下流で調査をしている。黒部川の瀬・淵は洪水により変動していると予想されるため、河道の変遷状況と合わせて整理をおこない、必要があれば再調査を検討したい。 |
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黒部川での潜水観察については瀬では水深が浅く、また深みの部分でも流水の流れが早いことから実施は難しい状況である。今年度行った瀬・淵調査の際に潜水による河床観察を試みたが、流水の流れが速くまた濁りもあったことから、観察ができなかった。アユの生息に関する調査については、専門家や内水面漁協のご意見も伺いながら実施することとしている。 |
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(委 員) |
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海藻の群落である藻場の状況を今後モニタリングすることにより、排砂の影響を評価していくことを考えてはどうか。藻場は沿岸漁業の基盤となる環境資源であることから、藻場の評価は漁場環境の健全性を示す一つの指標になるのではないか。 |
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(委 員) |
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藻場は沿岸漁業にとって大変重要な環境資源であることから、これまでも富山県水産試験場で調査を行ってきている。藻場環境については富山湾全体や時間的変化を広くみていかないと、その評価は難しいものと思われる。 |
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(委 員) |
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富山湾全体の藻場環境の調査については、富山県の漁民のために必要な調査であり、富山県が実施すべき項目ではないのか。 |
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(事務局) |
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国土交通省が海岸事業の中で進めている大きな柱の1つに自然共生型海岸づくりがあり、その一環として黒部川周辺の海岸においても生物調査をおこなっている。富山県が実施している富山湾全体の調査と自然共生型海岸づくりで実施している黒部川周辺の海岸での調査をどのように連携して実施するかについては、専門家の意見を聞いて進めていきたいと考えている。藻場についても、その中で検討していきたい。 |
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(委 員) |
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排砂時に黒部川から海域に流れでた土砂が、海流によってどのように拡散し海底にどう堆積していくのかを調査するために、従来の採泥による底質調査に加えセジメントトラップ調査や海底にマーカーを設置した観察調査などを排砂前後に調査し比較を行ってみてはどうか。 |
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(委 員) |
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セジメントトラップ調査やマーカーによる調査方法などについては、委員より指導をいただきながら今後検討していくこととしたい。 |
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(委 員) |
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土砂が流れることの効果と影響を評価するうえで、環境に与える影響というのは必ずプラスとマイナスと両方があり、マイナスの影響をできるだけ小さくする方策を考えることはもちろんであるが、土砂が流れることによるプラスの効果も評価していく必要があるのではないかと思う。 |
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(委 員) |
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本委員会はこれまで排砂に伴う影響に関する環境調査を行ってきたが、今後はプラス効果に関する調査も非常に重要なことから、排砂実施機関としてもこの効果に関する項目の調査を考えて行く必要がある。 |
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排砂実施機関から各専門の委員の方々に今後指導を受けることが出てくると思われるが、本委員会としては平成16年度連携排砂計画(案)及び平成16年度連携排砂に伴う環境調査計画(案)を了承する。 |
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