北陸地方における下水道整備の現状と課題
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北陸地方における下水道整備の現状と課題
(1)汚水処理の現状と課題
汚水処理の役割 汚水処理の現状 汚水処理の課題
汚水処理の役割

1)汚水処理
図1-1.下水道の仕組み
出典:日本下水道協会HP
 汚水処理とは、汚水を下水道、農業集落排水施設、合併処理浄化槽、コミュニティプラントなどの汚水処理施設によって処理することをいいます。
 汚水処理施設の役割は、各家庭の水洗化されたトイレの排水や生活雑排水などの汚水を適切に処理することにより、川や海などの水環境を保全することです。
 下水道は、汚水や雨水を排水する下水管、汚水を処理する下水処理場、またこれらを補完するポンプ施設などからなります。
図1-2.各汚水処理施設から排出される汚濁量(BOD値)
BODは水の汚れを表す指標の一つで、主に川の汚れを評価する指標として使われており、数値が低いほどきれいな水であることを示しています。
各水質は流域別下水道整備総合計画調査指針と解説(H11年度)を参考に設定)



2)汚水処理施設の種類
 汚水処理施設には、下水道をはじめ、農業振興地域などで採用されている農業集落排水施設や各戸で汚水処理を行う合併処理浄化槽などがあります。汚水処理施設の割合は、下水道が最も高く、次に高いのは合併処理浄化槽となっています。
汚水処理施設の種類と全国の普及状況
処理
形態
汚水処理施設
の区分
事業対象地域 所管官庁 整備主体 総人口に対する
割合(普及率)と
普及人口(H14年度末)




下水道 下水道計画区域 国土交通省 地方自治体
(*1:土地改良区等、*2:森林組合等、*3:農協等を含む)
65.2%
8,257万人
集落排水
処理施設
農業振興地域内の農業集落*1 農林水産省 2.5%
311万人
指定漁港背後の漁業集落 水産庁
林業振興地域等の林業集落*2 林野庁
簡易排水施設 振興山村地域等*3 農林水産省
コミュニティ
プラント
下水道計画区域外 環境省 地方自治体 0.3%
38万人
個別
処理
合併処理
浄化槽
下水道計画区域外で雑排水対策の緊急性が高い地域区域等 環境省 個人 7.8%
993万人
出典:国土交通省HP

図1-3.汚水処理の種類
出典:新石川県汚水適正処理構想エリアマップを加工