七尾氷見道路は、高規格幹線道路の一般国道自動車専用道路として整備を進めている「能越自動車道(石川県輪島市~富山県砺波市)」のうち、石川県七尾市~富山県氷見市間の延長28.1qの道路です。
昭和62年6月、高規格幹線道路網計画が策定されました。これは21世紀への望ましい国土構造形成の方向を踏まえ、道路交通の量的拡大と広域化、また高速性、定時性といった道路利用者のニーズに応えていくため、規格の高い広域幹線ネットワークの拡充を目的としたものです。
能越自動車道は、このプランの一環として計画された一般国道の自動車専用道路で、富山県西部と石川県能登半島地域を結びます。高速交通サービスの充実と地方中心都市である石川県輪島市、同七尾市、富山県高岡市及び、重要港湾である七尾港、伏木富山港(特定重要港湾)等の重要な拠点と国土幹線軸とのアクセスの利便性を向上させるものです。さらに国土幹線軸を構成する北陸自動車道及び東海北陸自動車道と有機的に結合し、能登地域と東京・大阪・名古屋を中心とする三大都市圏との交流を促進するとともに、地域の結合の強化を図ります。
人・物・情報の動きを活発にし、産業の振興及び本地域の豊富な観光資源のネットワーク化によって新たな観光需要を創出します。