平成18年度 金沢河川国道事務所 記者発表資料

手取川・梯川(石川県)における河川災害について
直轄河川災害復旧事業により本格復旧へ

平成18年8月28日

 平成18年7月豪雨により手取川及び梯川において発生した国が管理する河川管理施設の被災について、直轄河川災害復旧事業が採択されましたのでお知らせします。

 平成18年7月豪雨により、手取川及び梯川において国が管理する河川管理施設のうち、石川県能美市灯台笹地先、石川県能美郡川北町山田先出地先などにおいて護岸が一部流失したほか、石川県小松市川辺地先などにおいて堤防からの漏水が発生するなど、16箇所で被災を受けました。
 今般の直轄河川災害復旧事業の採択については、これから本格的な台風シーズンを迎え再度大規模な洪水が発生する可能性があることから、今回被災したすべての箇所について、例年より早期に直轄河川災害復旧事業の申請を行いました
 この結果、平成18年8月24日に16箇所、約26億円の採択を受けました。
 なお、市町村別の被災箇所数等は別紙のとおりです。
 今後は、河川管理施設の早期復旧に努めてまいります。


平成18年7月豪雨による手取川・梯川(石川県)災害復旧箇所一覧

関係市町村名 被災箇所数 被災内容 復旧延長
白山市 1箇所   護岸の一部流失等 約110m 
能美郡川北町 1箇所   河岸の決壊等 約110m 
能美市 3箇所   根固工の流失、河岸の決壊等 約800m 
小松市 11箇所   護岸の一部流失、漏水等 約3,080m 
合計 16箇所     約4,100m 


金沢河川国道事務所管内被災状況写真

国土交通省河川局担当官による現地調査時の状況
能美市宮竹地先【護岸流出河岸決壊】手取川

漏水応急対策工法を実施
小松市白江地先【漏水】梯川

漏水状況