平成18年度 金沢河川国道事務所 記者発表資料

平成18年7月15日〜19日梅雨前線による大雨
上空からの手取川上流域土砂崩壊発生状況の調査結果報告

平成18年7月26日

 国土交通省金沢河川国道事務所では、今回( 7/15 〜 19 )の大雨による手取川上流域
での土砂災害発生状況や砂防施設の状況等について、ヘリコプターにより上空から調査
を実施しました。その結果を報告します。
1.実施日時
平成18年7月25日(火) 12:30〜15:30
2.調査実施地区
手取川上流域
(牛首川上流域、尾添川上流域)

3.調査結果
・小規模な崩壊は数カ所見られた。
・天然ダム(河道閉塞)の形成は見られなかった。
・土砂災害につながるような大規模な崩壊、土石流の痕跡は確認されなかった。

4.金沢河川国道事務所での対応状況
 昭和9年手取川大洪水を上回る降雨を記録していたため、7月16日から警戒体制で手取川上流域の監視カメラ等により監視を強化してきました。
 今回のヘリコプターによる上空からの調査により、安全が概ね確認できたので、7月25日18時をもって体制を解除しました。
 7月26日から別当出合から上流の工事用道路及び工事現場の安全確認を行った後に、工事の再開及び既在の砂防堰堤等の被災状況の確認調査を行います。