平成18年度 金沢河川国道事務所 記者発表資料
平成18年7月17日 梅雨前線出水について(第2報)
平成18年7月18日 9:00現在
梅雨前線の影響による大雨の影響により、18日8:00現在で梯川流域の流域平均雨量は累計で274mm、手取川流域の流域平均雨量は累計で306mmとなっています。
この大雨により、梯川
埴田水位観測所(右岸9.87k付近、鴨浦橋下流)
にて17日4:20に警戒水位(2.50m)、5:20に危険水位(3.60m)を超え、
17日8:00に最高水位となる4.91mに達しました
。18日8:00現在、1.97mを観測しています。
(今回の出水は、平成10年9月22日台風7号出水の5.07mに次ぐ、既往第2位の水位を観測)
手取川
鶴来水位観測所(右岸14.3k付近、天狗橋上流)
では、17日6:10に警戒水位(1.40m)を超え、
17日7:30に最高水位となる2.44mに達しました
。18日8:00現在、-0.02mを観測しています。
梯川では、17日4:40に
小松市長の内水湛水被害による出動要請を受けて
、(1)川田川樋管(右岸6.6k)、(6)九竜橋川排水樋管(左岸2.2k)、(2)下浦樋管(右岸9.0k)の
3箇所に国土交通省所有の排水ポンプ車3台(30m3/min2台、60m3/min2台)と照明車2台を派遣し、排水作業を行いました
。
今回の梯川の出水により、小松市では17日5:20に災害対策本部を設置、5:38に小松市14町会に避難準備が指示されました。災害対策本部については18:26に解散されました。
梯川では、(1)川田川樋管(右岸6.6k)、(2)下浦樋管付近(右岸9.0k)、(3)軽海用水頭首工上流(左岸11.2k)、(4)能美大橋下流(左岸6.8k)、(5)白江排水樋管上流(左岸6.4k)、(7)佐々木町樋管(左岸7.3k)、(8)コノ下樋管(右岸8.0k)の
7箇所で内水による湛水を確認
しています。
(4)能美大橋下流(左岸6.8k)では、
町内会約50名が梯川堤防に土のう積み工150mの水防活動を実施
しました。
また、加賀市柴山潟の越水被害の状況把握に対応するため、
国土交通省所有の可搬型画像伝送装置(Ku-sat)を設置し、県に映像配信を実施
しています。
現在は、手取川及び梯川においては、水位は低下してきていますが、今後の降雨予報を考慮し、防災体制を継続中です。
(樋管、地点名の番号は別添参考図の番号と対比しています。)
《別紙》
参考位置図
【PDF:557KB】
川田川樋管排水ポンプ車(30m3/s)排水状況
小松市古府町付近状況
小松市金屋町付近水防活動状況(能美大橋左岸下流)
加賀市柴山潟 映像伝送支援状況(Ku-sut)柴山潟
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