記者発表資料　平成18年7月17日

梅雨前線の影響による大雨の影響により、14：00現在で梯川流域の流域平均雨量は累計で247mm、手取川流域の流域平均雨量は累計で307mmとなっています。
この大雨により、梯川　埴田（はねだ）水位観測所（右岸9.87k付近、鴨浦橋下流）にて4時20分に警戒水位（2.50m）、5時20分に危険水位（3.60m）を超え、8時00分に最高水位となる4.91mに達し、現在は水位が14:00現在2.96mを観測しています。
（今回の出水は、平成10年9月22日台風7号出水の5.07mに続く、既往第二位の水位を観測）
また、手取川　鶴来（つるぎ）水位観測所では、6時10分に警戒水位（1.40m）を超え、7時30分に最高水位となる2.44mに達し、現在は水位が14:00現在0.84mを観測しています。
梯川では、4時42分に小松市長より排水ポンプ車出動の要請を受けて、(1)川田川樋管（右岸6.6k）と(6)九竜橋川排水樋管（左岸2.2k）の3箇所に排水ポンプ車（30m3/min 2台、60m3/min1台）を配置し、現在、排水作業を実施中です。
今回の梯川の出水により、5時38分に小松市長から小松市14町会に避難準備が指示されました。
(1)川田川樋管（右岸6.6k）(2)荒木田大橋下流（右岸19.2k）(3)軽海用水頭首工上流（左岸11.2k）(4)能美大橋下流（左岸6.8k）(5)白江排水樋管上流（左岸6.4k）では内水による湛水を確認しています。また、(4)能美大橋下流（左岸6.8k）では町内会約50名が土のう積みを約150m実施する水防活動が実施されました。
現在は、手取川及び梯川においては、水位は低下してきていますが、今後の降雨予報を考慮し防災体制を継続中です。

（樋管、地点名の番号は別添参考図の番号と対比しています。）

平成１８年７月１７日 梅雨前線出水について(速報）

平成１８年７月１７日　梅雨前線出水について(速報）