平成18年度 金沢河川国道事務所 記者発表資料

出水期前の堤防点検を実施します。
「手取川・梯川の重要水防箇所の点検」

平成18年5月15日

《参考資料/別紙》


《参考資料》 重要水防区域とは

・水防とは
 洪水等がおきたとき、人命や財産を守るため、その地域に住んでいる人々がさまざまな技術で被害を最小限にくい止めようと活動することを水防活動といいます。水防活動は、みずからの地域をみずからの手で守るという基本的な考えをもとに昔から実施されています。

・水防法とは
 昭和24年制定。カスリーン台風等により、大水害をもたらしたことから、水防の重要性が認識されたため施行されました。水防法は、水防に関する基本法であり、水防組織、水防活動等に関する事項に区分することが出来ます。

・手取川と梯川の重要水防箇所
 手取川・梯川の重要水防箇所は、河川を管理する国土交通省において定め、市町及び石川県の水防計画に反映し、地域防災に用いられています。出水時には、地元の水防管理団体(手取川水防事務組合、小松市)がこれらの「重要水防箇所」の巡視・点検を行うなど水防活動に当たります。

・重要水防箇所とは
 洪水に際して水防上特に注意を要する箇所であり、その種別としては「堤防高」「堤防断面」「法崩れ・すべり」「漏水」「水衝・洗掘」「工作物」「工事箇所」「工事施工」「新堤防・破堤跡・旧川跡」「陸閘」があり、重要度によって「ランクA」「ランクB」「要注意区間」の3ランクに分類しています。

重要水防箇所とは、洪水時に危険が予想され、重点的に巡視点検が必要な箇所。A:水防上最も重要な区間、B:水防上重要な区間、要注意区間の3ランクがあり、堤防の高さや洪水流下のための断面、堤防からの漏水等の観点から指定される。

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