平成17年度 金沢河川国道事務所 記者発表資料

ゴールデンウィーク前の水辺の安全利用点検の実施
〜手取川・梯川の河川施設のほか、
手取川ダム、砂防施設、海岸施設の安全利用点検を実施します〜

平成17年4月15日
  1. 目的
     近年、手取川・梯川等は、レクリエーション活動の場として多くの人々に利用されています。金沢河川国道事務所では、地域からの要望を受け、川北町の「水辺の楽校」や辰口町の「水辺プラザ」などの河川利用に配慮した施設整備を行い、利用者が河川に接することができる川づくりを進めています。
     また、石川海岸では、緩傾斜堤などの整備により多くの人々に利用され、砂防事業では、砂防堰堤や護岸を整備する事により人々の利用が見られます。
     そこで、金沢河川国道事務所は、一般の利用者の増加や利用を前提とした施設整備を進めていることを踏まえ、利用者の自己責任による安全確保と併せて、利用者に安心して利用していただくという観点から、安全利用点検を実施します。
     安全利用点検は、平成14年度より実施し今回で4年目となります。なお、大勢の人が集まりやすい場所を中心に、ゴールデンウィーク前と夏休み前に実施します。
     また、安全利用点検は、河川管理者である金沢河川国道事務所と公園など施設管理者が連携して実施します。
     
  2. 点検対象
     河川においては、
    1) 親水護岸など人と川のふれあいの場を創出することを目的として設置された区域
    2) 排水機場、樋管、根固め等の河川管理施設で、散策や魚釣りなどの利用が日常的に、それらの施設周辺で見られる区域
    3) 河川の河口部等の潮位等変動の影響を受ける護岸等で、日常的にそれらの施設周辺で、散策や魚釣りなどの利用が見られる区域
    直轄砂防設備においては、
    4)水辺に親しむ利用が日常的に見られる区域
    海岸の直轄工事区域においては、
    5) 人工海浜にある海岸保全施設と砂浜
    6) 現に海水浴場として、日常的に利用されている海岸にある海岸保全施設及びその周辺

  3. 主な点検場所、点検期間
        (別紙↓のとおり)
     
  4. 点検項目、実施時期
     ゴールデンウィーク前に、人がはまりこむ危険性のある陥没等の施設の変状、高所からの落下等のおそれを想定した点検を行います。
     その後、水面利用が多くなると予想される夏休み前までに、水際部や水面の点検を実施します。(別紙↓のとおり)
     
  5. 点検方法
     目視、測量ポールなどを活用した触診による点検
     
  6. 点検後の措置
     点検結果を随時、記者発表やホームページ上で公表し、一般周知に努める他、危険箇所は、当面の危険を回避する措置として、ロープやバリケード等により立ち入り規制、危険看板を設置し危険周知を行います。また、抜本的対策も並行して進めます。
     
  7. 安全確保は自らの責任で
     金沢河川国道事務所は、随時、安全利用点検を実施しますが、点検後の風雨や洪水等天候状況により、日々、現地の状況は変わります。
     河川管理者等として、安全点検の情報、河川に係る雨量、水位の情報等を発信していきますが、河川等の利用にあたっての最終確認は利用者自らが判断して頂きますようお願いします。

《別紙》 主な安全利用点検施設及び項目、点検期間