平成16年度 記者発表資料
 
  手取川上流別当谷工事用仮設橋の通行再開
 
平成16年7月7日

 平成16年5月17日に手取川水系牛首川上流域別当谷で発生した土石流により流失した別当谷工事用仮設橋(通称:渡河地橋)の復旧が完了し、本日より通行を再開しました。通行再開にあたっては、上流からの同種同規模の土石流による被害を回避できるよう安全対策を施しました。また、工事用道路開通に伴い砂防工事を7月8日より再開します。

1.別当谷工事用仮設橋復旧状況〔資料(1)

 仮設橋は、元と同じ位置に同じ大きさ(橋長10m、幅員6m)で復旧しました。

2.別当谷安全対策設備の内容〔資料(2)-1及び資料(2)-2

 土石流センサー(3箇所)、振動センサー(1箇所)、雨量計(1箇所)、CCTVカメラ(2箇所)、変位計測器(4箇所)、土石流監視員(1名)、土石流判定員(1名)、道路誘導員(3名)、サイレン・スピーカ・回転灯による警報装置(7箇所)を設置しました。

3.安全対策設備の使い方(想定)

 土石流監視員が土石流を発見した場合、土石流センサーや振動センサーが作動した場合、また、土石流判定員が変位計測器、CCTVカメラ、雨量情報によって、土石流が発生すると判断した場合に、警報装置によって別当谷工事用仮設橋の工事関係者に伝え、通行止めにします。また、同じ警報装置によって別当出合付近の砂防新道の管理者に上流の状況を迅速・確実に伝えます。

4.平成16年度の砂防工事の実施状況

 5月17日の別当谷の土石流のため、平成16年度の砂防工事がこれまで開始できませんでした。このため、平成16年度の砂防工事には約2ヶ月間の遅れが生じ、達成できる工事量も年度当初の計画の2/3程度となる見込みです。

5.別当谷の砂防施設の復旧

 5月17日の土石流で損傷した砂防堰堤の復旧については現在災害復旧費を申請中です。復旧計画について決まった段階でお知らせします。




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