平成16年度 記者発表資料
 
  手取川上流別当谷で発生した土石流について(続報)
 
平成16年5月20日
 5月17日16時半過ぎの土石流が発生したのは別当谷上流左岸の標高約1900m付近の地点と考えられます。発生地点には崩壊土砂が残っており、引き続き降雨等により土石流が発生する可能性がありますので、注意が必要です。
 17日の土石流により別当谷付近で、吊り橋から細谷第10号までの約800mの区間において、土石流が堆積したと見られる土砂が約5万m3以上あると推定されます。また、国土交通省の防災用カメラ映像の分析によると、土石流の流速は別当谷上流区間では最大で約20m/sに達した可能性があります。
 現地調査によって、砂防堰堤群が、発生した土石流の一部を食い止めていたことが確認されました。しかし、砂防堰堤群の一部には損傷も見られることから、詳細な調査の上、補修が必要なものは、今後安全を確認しながら復旧していく予定です。
 別当谷の土石流の状況については、県市等の関係機関に連絡し、情報共有を図っています。
<添付資料> 状況写真


問い合わせ先

国土交通省北陸地方整備局金沢河川国道事務所
電話 076-264-8800(代表)
副所長(河川) 五十嵐 晃(内線204)
流域対策課長 中谷 洋明(内線361)

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