河川愛護モニター活動紹介

今年の冬は例年より暖かい日々が続きましたが、梯川は冬の美しい風景で私たちに季節を感じさせてくれました。
モニターのお二人が10月、11月の梯川の様子を報告してくれましたので、ご紹介いたします。

梯川が大事にされるように、子供たちに伝えたい。井上さつきさん
平成18年度梯川河川愛護モニター 井上 さつきさん

 冬が近づくのに川沿いを歩いていると、汗ばむほどですが、土手には春に白や薄桃色の花をつけるハマダイコンが元気に芽を出し、冬越しの準備をしています。毎日眺める風景だというのに、一日たりとも同じではなく、飽きることはありません。目立つ黄色い花はセイタカアワダチソウやブタハナなどの帰化植物ですが、もともと日本にある植物も大切にしたいものです。
 河川の堤防は定期的に草を刈り、増水したときに流れて危険な灌木どは適宜伐採している、ということをうかがいました。一方、悲しいのは散らかされたゴミ。「どうか持って帰ってほしい」、その影響で生物が死んでいるかもしれません。「里川」という言葉があるそうですが、身近で人と関わり、使われ、守られている川の意味だそうです。「里川」の保全は以前にも増して大切だと思います。

洪水で様々な被害が出ていました西野広一さん
平成18年度梯川河川愛護モニター 西野 広一さん

 梯川の彼岸花が満開となる10月上旬になるとその美しさに魅せられて風景写真や、中には花びらの近接写真を撮っている人も見られました。またその美しい癒しの場は、保育園児の散歩のコースとなり、四季を通し美しく変貌する様は人々を魅了します。
 10月中旬では川縁に生えているススキの穂が白くなって風に舞うようになり、また、帰化植物のセイタカアワダチソウは堤防のあちこちで黄色い花を咲かせ、群落をつくるほどになりました。
 梯川の堤防道路の多くは舗装された上、通行する車もほとんどなく、広々とした景色をのびのびと満喫でき、花や虫の観察もできて、子供には良い環境だと思いました。また、白江町地内の梯川左岸で行われていた埋蔵文化財調査では、何か新しい埋蔵物でも発掘されなかっただろうかと興味をそそられました。


2月25日(日)、梯川手づくり学習館では沿川の小学校に通う高学年の小学生を対象に野鳥観察会が行われました!! 講師には日本野鳥の会の会員である矢田先生をお招きし、親子そろって、野鳥について勉強していかれました。皆様も是非学習館に足を運んで実際に鳥を観察してみてください。

親子で一緒に!てづくり学習館で野鳥観察会を開催 アオサギ、カワウ、カルガモを見ることができました。
お問合せ先
国土交通省 金沢河川国道事務所 調査第一課 TEL 076-264-8800
小松出張所 TEL 0761-23-4000