小松地区改修事業が今春から本格化します

全国的にも珍しい
分水路方式による河川改修!

 梯川では、近年、度重なる大きな洪水に対して、水位を低下させ、安全に流すため川幅を現在の幅から約1.5倍に広げる工事を下流から行っています。現在は河口から焼く2.5kmまでの堤防工事が完成しており、今後は小松天満宮周辺の上流約600mの区間の整備を約10年間かけて進めていきます。
 この区間は国指定重要文化財に指定されている小松天満宮を現在の位置に保全した分水路方式による事業で、全国的にも珍しい工事を行います。

川づくり・道づくり・まちづくりが
一体となって事業を展開!

 分水路方式による河川改修と併せ、石川県が実施している小松大橋の架け替えと、小松市が実施する分水路周辺地域のまちづくりについて国土交通省・石川県南加賀土木総合事務所・小松市が連携して事業を進めています。


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技術的検証により練り上げられた分水路計画

 分水路方式の決定に際しては大規模な模型実験による技術的な検討による安全性の検証が行われました。 河川工学の専門家による技術検討委員会により、分水路方式による河川改修計画について技術的な審議がなされました。

 なぜ、洪水時に堤防から水があふれそうな危険な区間が他にあるのに下流から川幅を広げるの?

 川幅を広げたり、堤防を築くなどの河川改修工事は上流から進めると川の下流が先細りとなり、改修の効果が低くなります。そのため河川改修工事は下流から工事をすることが一般的です。

 

小松地区改修により今後さらなる水位低下効果を期待!!

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右岸地区工事の第一歩は西川・文田川の付け替えからスタートします!

 右岸地区の整備の最初の工事は西川・文田川を部分的に付け替える工事から始まります。この部分的な付け替えにより、新しい小松大橋の橋台の工事や新しい天神水管橋の橋台の工事ができるようになります。また、左岸地区も右岸地区とともに今まで通り工事を進めていきます。

 国土交通省では西川・文田川の付け替えや天神水管橋の付け替えに一部着手し、石川県では小松大橋の架け替えとそれに伴う取付道路の工事に一部着手します。
 上記の工事に伴い、市道の仮橋を架け、県道の迂回路・工事用道路を施工します。一時的に通行が不便になりますが、事業へのご理解とご協力をお願いします。

 平成19年上半期(春〜9月頃)

 国土交通省では天神水管橋の架替と併せて橋台周辺の堤防を整備します。
 石川県では小松大橋の架替が行われます。

 平成19年下半期(9月頃〜翌年3月頃)

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