2度にわたる危険水位突破で小松市内2,726世帯に避難準備情報が発令

小松市内12町に避難準備発令 避難準備情報が発令された町
荒木田町の埴田水位観測所で2度にわたり危険水位を越え、小松市長は、17日5時38分と18日22時14分に、小松市の2,726世帯8,558名に対して避難準備情報を2回発令しました。
7月15日〜19日の埴田水位観測所における水位情報 上流の赤瀬ダムで洪水を調節し、下流の堤防の引堤とあわせて梯川の水位を低下させることができました。また、下流の埴田水位観測所では最大91cm水位を低下させる効果があったと想定されます。

出水時の梯川の状況

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普段の古府地先の様子   7月17日の様子
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普段の鍋谷川合流点の様子   7月17日の様子

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排水ポンプ車3箇所へ出動!!

国土交通省は、小松市長の出動要請を受けて、能美町地先、丸の内地先、埴田町地先の3箇所に排水ポンプ車3台を派遣し、排水作業を行いました。
丸の内町地先

能美町地先

各地で水防活動が実施されました

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梯川の直轄河川改修事業の効果

梯川では、平成17年度までに前川合流点から上流1.5kmの区間の川幅を1.5倍に広げたことにより、川幅を広げた区間から上流では水位が最大30cm低下したと想定されます。

河口から約6.8km上流の金屋町付近では堤防から洪水が溢れる寸前まで推移が上昇し、水防活動が行われましたが、ギリギリのところで堤防から水が溢れることはありませんでした。もし、前川合流点から約1.5km区間の河川改修が行われていなかったら、金屋町付近では土のう1段分にあたる約10cm水位が高くなり、洪水が堤防を乗り越え、氾濫していたおそれがあります。

前川排水機場フル稼働
前川排水機場では、17日4:00から排水ポンプ4台(計62m3/s)により、前川・木場潟の排水を行い、前川沿川の浸水を防止しました。
前川排水機場稼動状況

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洪水による災害に備え、国・県・市が連携を強化!!

出水時における迅速な対応で被害を最小限に食い止めるために、災害時の情報を国・県・市の防災担当者が共有するための組織がつくられています。H18.10.6には手取川・梯川災害情報連絡協議会が開催され、7月豪雨についての概要、水防活動、出水時の情報の共有化やハザードマップの活用について話し合われました。

梯川洪水ハザードマップを活用しましょう!

小松市が作成した梯川洪水ハザードマップには梯川が氾濫した時の避難場所が記載されています。災害発生時にすぐ行動できるように事前に避難場所を確認しておきましょう。また、国土交通省ではホームページでも防災情報を掲載しています。ハザードマップと併せて活用しましょう。