かけはしがわに棲む小動物 両生類・爬虫類・哺乳類
両生類・爬虫類・哺乳類の河川水辺の国勢調査結果

平成17年度調査では、下図に示すような小動物が確認されました。

  全域に棲む種:アマガエル、シマヘビ、アカネズミ、トノサマガエル、カナヘビなど  山手に棲む種:タヌキ、イタチなど
流れの緩い場所:クサガメ、イシガメなど
特定種:天然記念物・種の保存法指定種・レッドデータブック掲載種などの希少な生物をいいます。

平成17年度調査では、梯川で初めてシロマダラとカヤネズミといった特定種が確認されました。

シロマダラ…主に山手に生息 河原の石の下やススキの中で見つかるよ カヤネズミ…河川敷のカヤ原に生息
外来種
もともとその地域にいなかったのに、人間活動によって他地域から入ってきた生物のことを外来生物といいます。外来生物の中には農作物や家畜、ペットのように私たちの生活に欠かせない生物もたくさんいますが、一方で定着(帰化)している、いないに関わらず地域の自然環境に大きな影響を与えるものがいます。
特にミシシッピアカミミガメは、ペットショップなどでミドリガメとして売られており、成長すると20cm以上になり始末に困り捨てる人がいます。

平成17年度調査では、ミシシッピアカミミガメ、ウシガエル、ヤモリ、ハツカネズミ、ドブネズミといった5種の外来種が確認されました。

その内、生態系に悪影響を及ぼす恐れのある種はウシガエル、ミシシッピアカミミガメであると思われます。この2種は、平成7年度調査ではほとんど確認されませんでしたが、平成12年度及び平成17年度調査では、継続的に確認され分布域が広がっており、現在では定着していると考えられます。


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