広報 2002.3 Vol.7
発行:国土交通省金沢工事事務所調査第一課

梯川の浸水想定区域図が完成しました


■浸水想定区域図を作成した目的

 水防法の一部改正に伴い、万が一洪水が起きた場合の状況を知り、その対応について考え、準備することにより被害を小さくすることを目的として作成しました。手取川についても、同様に作成する予定です。

■浸水想定区域図とは
 この図は、100年に1回の確立で起こる大雨が降った場合に梯川の氾濫により、最大の浸水が想定される区域と浸水深を示しています。その設定の考え方は次のとおりです。

  • 直轄管理区間(12.2km)において、約1km毎に破堤箇所を想定し、各箇所毎の計算結果を重ね合わせているものです。
  • 前川、八丁川等の支派川や隣接する手取川の氾濫、想定を越える降雨、高潮、内水による氾濫(雨水が河川に排水できなくなり生じる浸水被害)等を考慮していませんので、この浸水想定区域図に指定されていない区域においても浸水が発生する場合や、想定される浸水が実際の浸水深と異なる場合があります。


■対象地域
 浸水想定区域に含まれる市町は、1市2町(小松市、根上町、寺井町)になります。
  この浸水想定区域図は、国土交通省北陸地方整備局及び金沢工事事務所において閲覧可能です。
  また、国土交通省金沢工事事務所のホームページでも公開していますので、ご覧下さい。

浸水想定区域図
ハザードマップとは

河川のはん濫による浸水が想定される範囲やその深さ、および避難経路・避難場所・伝達経路等の防災情報を分かりやすく地図に示したものです。

注記)
計算メッシュ(浸水対象区域を250m格子に分割したもの)の地盤高は、1:2,500国土基本図の標高から求めた平均地盤高を使用しています。このため微地形による影響が表せていない場合があります。