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梯川あれこれ

古代から中世にかけて

小松市立河田山古墳群史跡資料館
小松市立河田山古墳群史跡資料館

 梯川の流域は古くから人間の生活が営まれており、流域全体に渡って多くの遺跡が発見されています。

 縄文時代は丘陵地に多く、平地との境界付近には貝塚が分布します。弥生時代の遺跡は平野部で多く、土器も出土しています。

 平安時代には能美町から中海町にかけての丘陵地と平地の境目付近が加賀国府や白山中宮八院など建てられ、政治・宗教の中心地であったと云われており、当時の窯跡や寺院跡の遺跡が多く確認されています。

 「勧進帳」で有名な安宅には海港が設けられ、平安時代には駅も設置され、駅馬が常備されていました。

 小松市街地付近は、水害の受けやすい湿地で一面ヨシやススキの野原でしたが、戦国時代に小松城が築かれ、江戸時代に入って加賀藩主三代目の前田利常の隠居城となり、急速に城下町として発展して今日の基を築きました。