2.指摘事項
下図の原植生を参考にしながら、石川県植生誌(1997)を引用し県内平野部の主な自然植生を確認すると以下の通りである。
標高50mまでの海岸に近い斜面や土壌の発達した水分の多い沖積地に分布し、冬の季節風を強く受ける風背側に「オニヤブソテツ亜群集」と風衝側に「ケヤキ亜群集」がある。
ヤブコウジ−スダジイ群集
(羽咋市気多大社社叢林)
標高0〜200mの沿岸部丘陵地が分布域となっている。比較的土壌が堆積した斜面の下部に「モチノキ亜群集」、乾燥した尾根筋に「アカガシ亜群集」がみられる。
標高40〜250mがおおよその植生域で、ヤブコウジ−スダジイ群集より高いところにある。代表的なのは金剣宮の社叢林。
■原植生図※「原植生」とは、人間活動が開始される以前の植生。「石川県原植生図」(里見編(1995)から引用) 里見編(1995)から引用 |
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