金沢河川国道事務所

 広報活動(第7回)--令和5年11月5日(日)

 令和5年度広報活動(第7回)は、白山白峰温泉まつりにて「出張!白山砂防科学館」ブースを出展し、白山砂防科学館や白山手取川ジオパークのパンフレットの配布や、パネルの展示等を行いました。ブースでは、バックホウラジコンを用いた無人化施工体験コーナーも設け、たくさんの方に体験いただきました。

 また、白山白峰温泉まつりの催しの1つとして「白山砂防○×クイズ」を開催しました。お年寄りからお子様までたくさんの方にご参加いただき、大変盛り上がりました。クイズを楽しんでいただきながら、砂防についての広報活動をすることができました。

 白山砂防科学館には、百万貫の岩の模型や甚之助谷地すべりパネル、砂防劇場等の展示のほか、砂防や防災に関するクイズに正解すると白山砂防科学館限定の『SABOカード』がもらえるコーナーもあります。入館料は無料です。

 皆様お誘い合わせの上、ぜひご来館ください。

 ●白山砂防科学館に関する情報はこちら
   
   
 ★参加人数★
    3名

  • 広報活動(第7回)活動状況
 
白山砂防○×クイズは、
たくさんの方にご参加
いただきました!
  土砂災害の主な原因は大雨ですが、
地震時や雪解け時期にも
注意しましょう!


 
「出張!白山砂防科学館」として、
ブースを出展しました!
  出展ブースでは、砂防に関する
パネルを展示しました!

 
無人化施工体験コーナーは、
常に人気のコーナーでした!
  大人から子供まで
楽しんでいただきました!

   
白山白峰温泉まつりに参加した女性特派員の皆さんと
流域対策課職員

活動報告  女性特派員の代表的な感想
     
【T.S】
 小春日和というより夏がぶり返したような暑い一日でした。
 「出張!白山砂防科学館」は、名の通り、白山砂防科学館が、菜さい前の会場まで「出張」して、白山砂防についてPRをさせてもらうブースです。スタート時から飲食店やワークショップが人気で、「お堅い」イメージの「SABO」ブースに、果たして人が来てくれるのかとドキドキでしたが、早くから親子連れがチラホラ…お目当ては、テント前に置かれた「バックホウラジコン体験」だった?!箱に入った「トチの実」をリモコン操作ですくって遊ぶものですが、簡単そうで、簡単でない…ところがよいのでしょうねぇ。リモコンの順番待ちができるほどの人気!真剣に遊ばれておりました。
 「白山砂防○×クイズ」では、砂防や防災、ジオパークについての理解を、遊びながら学んでもらうという趣向で、これも大いに盛り上がりました。
 メインイベント?は「白山手取川ジオツアー!」 参加者をバスで百万貫の岩のあるジオスポットへお連れして、その脅威と砂防の大切さをお伝えするんですが、屹立する巨岩を前にして、皆さん、驚きの声を上げていました。昭和9年の悲しい歴史を忘れない、その思いも共有できたように思います。
 白峰は、白山にいちばん近い集落があるところで、土砂災害の怖さを幾度も体験してきている地域です。その場所で、砂防について一緒に考える機会をもつことができるというのが、このイベントのすばらしいところだと思います。
 訪れる人も変われば、解説員も変わると思いますが、これからもずっと続いて行ってほしいと思います。とても楽しい一日でした。ありがとうございました。

【T.N】
 今回の活動は、白峰温泉まつりでの砂防PRです。11月とは思えない夏のような日射しのおまつり日和。春の若葉まつりと同じく砂防科学館のお膝元、白峰の道の駅である菜さいの駐車場での開催です。土石流発生装置はお留守番で、午前午後の砂防クイズ(景品あり)、無人化施工を体験できるラジコン体験と、お昼前の砂防科学館・百万貫の岩へのジオツアー案内が当日の私たちのイベントでした。
 砂防クイズは特派員みんな慣れてきて、時間みて何問くらいかと、どの問題を選ぶかのチョイスもスムーズにできるようになってきたと思います。居合わせた子供たちも大人も参加されて、わいわいと楽しかったです。プチ景品のサボちゃんシールは、とってもかわいいです。そう言えばユネスコ世界ジオパークになったなとか、洪水避難の際にはスニーカーを履くなど、何となく記憶に残ってくれればいいなと思います。お昼からのクイズは、司会をさせてもらいました。
 おまつりの時間中、ずっと子供たちも、そして大人も、無人化施工っぽく体験できるラジコンが大人気でした。実際動かしている現場はスケールがもっともっと大きいけれど、人が離れて操縦している工事現場が山にはあることをへええっと思ってもらえるといいな。
 ジオツアーは特派員の役得として、今回も同行させてもらいました。参加者は観光客の方もいらっしゃれば、ご実家がこちらという方、ものすごく昔に来たことがある方など、さまざまな方がいらっしゃいました。みなさん、来たことはあるけれど、とても久しぶりという印象。砂防科学館で白山周辺の立体模型を見ながら、「白山の主だった登山道は、少しこう(福井側に)回り込んでいて、登山途中には、石川県側でなく、福井側が見える」という国交省の職員さんの説明を聞いて、夏に砂防新道を登っていたときに、海と街が見えるけど、あれは福井だねと話していたことを思い出して、なるほど!とすごく腑に落ちました。移動中、バスの車窓、景色を見ながら、昭和9年の大洪水で河床がかなりあがったこと、斜面には出作りの跡があることなどの説明を聞きました。
 百万貫の岩は、午後の光が差し込んでいてとても美しい秋の午後でした。水量がやや多かったので、残念ながら渡って、百万貫の岩に触ることはできませんでした。実際に見てこの大きさのものが土石流でここまで運ばれてきたものすごさを感じることができたのではないかなと思います。あのものすごい土石流のCGの映像と異なり、今、秋のひだまりにたたずんでいる百万貫の岩はとてものどかでした。そのあたりの河原は上流部に比べ広がった部分となっており、押し流されてきた百万貫の岩がそこでとまったのですが、今見ている風景にどんな原因、そして地形等の特色があり、歴史があるのか、いろいろなところの景勝地と呼ばれるところにはどんな秘密があるのか知っているとおもしろいなと思います。
 日本のそこここに、風景と暮らしの物語はたくさんあるのですが、白山砂防をはじめ、白山ろくから海までのお話をもっと聞きたいし、自分も話せるようにもなりたいです。

【M.M】
 「出張!白山砂防科学館」のブースで見学者の対応と、2回のクイズを行いました。また、今回は女性特派員3名でジオツアーにも同行させていただきました。クイズは5問だったので、ユネスコ世界ジオパーク関連とSABOが世界共通語という問題を最初と最後にして、中3問を『災害から身を守る』をテーマとしたものにしてみました。3問は午前と午後で変えました。
 ジオツアーでは砂防科学館と百万貫の岩を見学しました。同行した女性特派員さんはジオガイドとしての知識があり、補足説明などもされていて頼もしかったです!私は完全にお客さま感覚の参加でしたが、昔、百万貫の岩が流れてきた川の合流地点をゆっくり見たのは初めてでしたし、その奥に見える堰堤も確認できてよかったと思いました。