金沢河川国道事務所

 広報活動(第6回)--令和5年10月31日(火)

 令和5年度広報活動(第6回)は、10月31日に白山砂防科学館の見学に訪れた野々市市立御園小学校(総勢110名)の皆さんに、白山砂防女性特派員が広報活動を行いました。生徒たちは4班に分かれ、班を入れ替えながら、白山砂防女性特派員から土石流模型実験の解説や白山砂防○×クイズを受けました。
   
《見学内容》
  @土石流模型実験装置実演
  A砂防劇場(3Dシアター)
  B白山砂防○×クイズ
  C館内自由見学

 限られた時間の中での広報活動でしたが、生徒たちは興味を持って映像や展示を見たり、解説を聞いたり、積極的に○×クイズに参加したりして、土砂災害についての学びを深めていました。
 天候にも恵まれ、今回は白山砂防○×クイズを外で実施し、活発な交流が生まれました。白山砂防女性特派員も小学生見学会を重ねるにつれて、生徒たちにより届く表現や工夫などを身につけ、小学生の皆さんが楽しみながら学んでいるという手応えを感じる活動となりました。

★参加人数★
 6名

★私たち白山砂防女性特派員が小学校へ訪問します!!★
《「土砂災害」についての出前講座》
 手取川流域の小学校を対象に、私たち白山砂防女性特派員が小学校に訪問して、近年増加している土砂災害の被害や土砂災害に対する心構えなどの説明を行います。
 興味のある小学校は金沢河川国道事務所 流域対策課 までお問い合わせください。

 
  • ★広報活動★
 
「土石流模型実験装置実演」の様子
 
「砂防劇場(3Dシアター)」の様子
 
「白山砂防○×クイズ」の様子
 
「館内自由見学」の様子
 
展示物の解説をする特派員
 
  白山の立体地形を見ると、   百万貫岩クイズに5問正解して、
   色々な発見があるね!      SABOカードをゲット!


活動報告  女性特派員の代表的な感想
     
【C.S】
 今回の活動は、100名超えの小学生でした。前回とは異なり、最高の天気+紅葉で、気持ち良く活動できました。
 前回の反省を活かすべく、土石流の説明をさせてもらいました。2回目ということで、少〜し余裕も生まれ、前回よりも「伝える」を意識して出来たと思います。先輩方の説明はわかりやすいのはもちろん、豆知識的なこともあり、聞いていておもしろかったです。
 まだまだスキル不足ですが、次回はもっと上手に出来るよう(伝えられるよう)チャレンジしたいです!

【T.N】
 今回の活動は、野々市市内の4年生と一緒に砂防科学館内を巡り土石流実験装置やクイズをしました。滞在時間はやや短め。当日の行程に県の林業関係(石川農林総合事務所)の方が付き添われていて、この後は美川方面の材木屋さんの見学もあるということでした。私にとって3回目の小学生のアテンドになります。事前の私の中のめあてとしては、人数が多いのでスムーズな動きができるように心がける、なるべくたくさん子供たちに話しかけてみようということでした。土石流実験装置とクイズについては、そろそろ子供たちの反応を見て手順に頼りすぎない言葉がけもできるようにもなりたい。
 100名強を4グループに分けて順番に見ていきます。そのスケジュールなどの計画は丁寧に国交省職員さんが作られていて、その事前準備があるからこそスムーズに対応できたと思います。
 今回は付き添われていた県の職員さんも簡単な実験(雨傘に布を貼りつけたものと貼りつけないものに水を流し、地面(森林)の保水について)をされており、一緒に見せてもらい、子供たちと一緒に歓声をあげて、おもしろかったです。余談ですが、別地域の公式砂防関連SNSなどを見てみると、土石流実験装置やアテンドにもそれぞれ特色があり、けっこうおもしろいです。いろんなタイプの実験装置があります。
 さて、着いてすぐ砂防クイズをすると、本当の当てもんになってしまうので、クイズの前に館内を巡り、簡単な説明を聞いたり、展示を見たりする時間がありました。子供たちとしゃべったり、これ、これからのクイズに出るかもね的なヒント?や、この展示にどんな一言を添えるとちょっと印象に残って見られるかを考えつつ、一緒に回るのはとても楽しい時間でした。子供たちは、興味津々で「このもっこは何キロの石が入っているの?」「30キロで、みんなより軽い?重い?たくさんの人がこれを1回じゃなくてずっと何回も何回も運んでいたの、想像してみて?」など。あまり説明を押しつけすぎずに、風のように軽くさわやかに、少し心に残ることをおしゃべりできるように・・・なりたいです。
 社会見学(遠足)はそこで見たものがそれぞれにおもしろい、楽しかったとなると思いますが、今後上流域と下流域、そこから今自分たちが住んでいる暮らしとのつながりを感じてもらえることがあればいいなと思います。その後で行かれた美川の製材所でも、木の加工について学ぶのはもちろんですが、なぜ木が生えるのか。どうしてそこに木が生えるのか。木を育てるためにどんな地域性があり、砂防の役割はどう関わるのか。暮らしている地域が「受益地域」って何の受益なんだろう。ジオパークの水の旅・石の旅と昔や今の暮らしとの接点について、どういうふうに感じるか想像する。私も、子供をアテンドするごとにしっかり伝えたい目当てを考えなければならないし、まだまだ学びと経験が必要だなと思いました。
 子供たちのアテンドは本当に楽しいです。ただ、北陸特有の気候があり、一年を通して小学生たちが来られるわけではなく、初夏から秋のはじめくらいまで。やはり秋が深まると、雪の問題やいろんな施設の冬季閉鎖もあります。そう考えると、小学生が来てくれる期間は短いので、1回1回を楽しみたいと思いました。今年度はこれを持って小学生の訪問はおしまいです。また来年(忘れないようにしなければ)。

【M.M】
 今回は4グループに分かれ、クイズは2グループ・シアター1グループ・模型実験1グループで行いました。天気がよかったことと、人数が多かったためクイズは屋外で行いました。
 模型実験も何回か行っていると、自分の言葉やタイミングで伝えたい!と思うのですが、台本に半分以上頼っている状態ではなかなかアレンジも難しく、台本通りに進めるのが一番かなーと、アレンジはもっと先の課題だと思いました。
 屋外のクイズはマイクを使用しましたので、無理なく進められました。クイズを終えるタイミングは、課長さんが後ろで声をかけてくださいました。

【N.Y】
 今回の活動は、スタッフの人数も増えていましたが、見学者が100人超えの大人数ということで上手く説明等が伝わるか不安でした。
 土石流模型実験は、雨の降り始めに時間がかかったり、土石流の出が多少悪かったりとちょっとしたアクシデントはありましたが何とか進めることができました。
 また、石川農林総合事務所の腐葉土の役割を知ってもらうための実験は、身近な日常生活にある傘やタオルを使った実験でした。しかもペットボトルの水を雨に見立てて流す作業については、児童に参加してもらう形をとっていて楽しそうでした。
 ○×クイズはお天気も良かったので外で実施したのは良かったのですが、かめむし(くさむし)の襲来を受けなかなかクイズに集中できない人もいたようでした。(ハチの襲来でなくて本当に良かったです。)
 このように各活動によって条件や環境、反応も違ってきますので、何事も経験だなとつくづく感じました。

【A.Y】
 科学館前の木々も紅葉がすすみ、秋晴れの日となりました。バスから元気そうに降りてくる子どもたちを前にして、ちゃんと子どもたちに説明できるか、一抹の不安をかかえながら、迎えました。準備万端にと、前日はクイズや模型説明文を読み返し、資料なども見直しました。
 私が担当させていただいた班の子どもたちは、まずは館内の見学からはじまりました。子どもたちはスタッフの方々の話を真剣に聞き、館内の展示物のメモを熱心にとっていました。私も子どもたちと一緒に館内を巡りながら、改めて知ることもいくつかありました。
 続いてのクイズでは、緊張しすぎて、問題や答えを読むことに精一杯でしたが、子どもたちの笑顔に助けられ無事行うことができました。しかし、他のメンバーの方はユーモアを加え、とても盛り上がっておりとても参考になりました。
 次回、参加させていただける機会がありましたら、今回を参考にもう少し上手く出来る様にしたいと思いました。

【S.Y】
 今日は2グループに分かれて「○×クイズ」と「土石流模型実験」をしました。
 私のグループは最初に実験をしました。3人で声を掛けあってフォローするのが大事だと思いました。言葉に詰まったり間があったりいつも反省なのですが小学生さんも静かに聴いてくれて進めやすかったです。
 今回私は久しぶりに「クイズ」に参加することができたので、その場の雰囲気で子どもたちに話しかけたり問題を短めに話すかまたは問題を増やすかの判断が勉強になりました。何かひとつでも子どもたちの知識になればと思います。
 今回は石川農林総合事務所の方々もいらっしゃって森についてのお話や「土」についての実験もあり私も見学できました。傘にペットボトルの水を流す実験が小学生の参加する実験で、小学生が参加することも良いことだなと思いました。
 今日は風嵐裏谷の堰堤には行けませんでしたが、秋晴れの中、実験もクイズも外でできて気持ち良かったです。子どもたちにとって今日の砂防科学館の見学が良い思い出になればと思いました。