金沢河川国道事務所

 広報活動(第5回)--令和5年10月20日(金)

 令和5年度広報活動(第5回)は、10月20日に白山砂防科学館の見学に訪れた小学生の皆さんに向けて白山砂防女性特派員が広報活動を行いました。午前は小松市立国府小学校5年生(総勢55名)の皆さん、午後は白山市立石川小学校5年生(総勢35名)の皆さんが見学されました。
 生徒たちは2班に分かれ、各班ごとに白山砂防女性特派員から土石流模型実験の解説を受けました。
 その後、白山砂防女性特派員は白山砂防○×クイズを開催し、小学生の皆さんに砂防や防災知識についてより深く知ってもらう機会となりました。

《見学内容》
【小松市立国府小学校】
  @土石流模型実験装置実演
  A砂防劇場(3Dシアター)
  B白山砂防○×クイズ
  C館内自由見学
【白山市立石川小学校】
  @土石流模型実験装置実演
  A砂防劇場(3Dシアター)
  B白山砂防○×クイズ
  C風嵐裏谷砂防堰堤見学
  D館内自由見学

 限られた時間の中での広報活動でしたが、生徒たちは真剣に映像や展示を見たり、解説を聞いたり、メモを取ったりして、土砂災害についての学びを深めていました。
 白山砂防○×クイズでは、土石流模型実験や砂防劇場で学んだことを踏まえて生徒たちが回答していて、白山砂防女性特派員の活動が実際に生徒たちに届いていることを肌で感じることができました。

★参加人数★
 6名

★私たち白山砂防女性特派員が小学校へ訪問します!!★
《「土砂災害」についての出前講座》
 手取川流域の小学校を対象に、私たち白山砂防女性特派員が小学校に訪問して、近年増加している土砂災害の被害や土砂災害に対する心構えなどの説明を行います。
 興味のある小学校は金沢河川国道事務所 流域対策課 までお問い合わせください。

 
  • ★広報活動★
●小松市立国府小学校5年生見学●
 
「土石流模型実験装置実演」の様子
 
「砂防劇場(3Dシアター)」の様子
 
「白山砂防○×クイズ」の様子
 
「館内自由見学」の様子
 
白山の危険な動植物や「もっこ」体験について解説する特派員

●白山市立石川小学校5年生見学●
 
「土石流模型実験装置実演」の様子
 
「砂防劇場(3Dシアター)」の様子   「館内展示物説明」の様子
 
「白山砂防○×クイズ」の様子
 
「風嵐裏谷砂防堰堤見学」の様子      無人化施工を体験!
 
百万貫の岩クイズに5問正解して、SABOカードをゲット!
(白山砂防女性特派員の解説がヒントになったかな?)


活動報告  女性特派員の代表的な感想
     
【C.S】
 本日は小学生の砂防科学館見学のお手伝いをさせていただきました。あいにくの天気で傘をさしての風嵐裏谷砂防堰堤見学でした。
 初めて土石流の機械の説明をさせてもらいましたが、『ちゃんと抜け無く読まないと!』という気持ちが先行し、全く小学生に伝えることが出来ず、申し訳ない気持ちになりました。正確に読む&伝えるでなく、わかりやすく伝えるを意識して次回リベンジしたいです!
 
【T.N】
 今回の活動は、白山市内の5年生と一緒に砂防科学館内を巡り、土石流実験装置やクイズをしました。事前の私の中のめあてとしては、ふだんはあまり目にしないものの、暮らしている地域につながる砂防について知ってもらえたらと思いました。
 この日は、午前にも砂防科学館で小学生の見学があり、また別の小学生らしき団体を白峰の町付近でも見かけたので、あちこちで社会見学のシーズンのようでした。降ったりやんだり、あいにくの雨模様で、外の堰堤見学に行けるか微妙なところ。さらに堰堤付近には、熊ではないけれど、イノシシの子供がいたということで、追い払って警戒しつつ、手順も確認しつつ、到着を待ちました。
 私は小学生の社会見学のアテンドは久しぶりで、クイズも土石流発生装置も久しぶりでまごまごしてしまいましたが、とても楽しかったです。子供たちにとっては、先生とも国交省の職員の方とも違う、一般の人。お母さんよりも年上の私たち(いうなれば地域の人、一般の砂防の人)と科学館の中の展示を見ての何気ない会話や土石流の実験やクイズでのふれあいから、同じ目線で見て、何か一つでも皆さんの印象に残ることがあればいいなと思いました。
 のびのびと元気のよい5年生、白山手取川ジオパークについても学習しているようで、ジオパークには「知っている!!」と反応してくれたり、展示の内容や模型にも興味を持って話しかけてくれることもうれしかったです。また、私は、自分が子供たちに「教える」というのは違うなあと思っているので(それは専門家の方がする)、教えるのではなく、どういうふうに共感してもらえるかということはやはり難しいです。大地がぼろぼろになって、砂防をしつつも、そのぼろぼろの大地ならではの植生があることや、上流域の砂防と、彼らの暮らす地域がおそらく受益地域であろう下流の用水(例えば七ヶ用水)などもそれぞれ別のものではなくて、ずっとつながった水の旅、石の旅のある地域に暮らしているよっていうことを、何となく伝えられるようになりたいなと思いました。まずは、興味を持って見る機会の一助になればいいのかなと思っています。
 雨は止みませんでしたが、みんなで警戒しながら風嵐裏谷砂防堰堤も実際に見学でき、大きな構造物について実際見ることで、こういうのがあるということは体感できたと思います。
 やっとやっと小学生たちが来てくれるようになった、砂防科学館。これからも、たくさんそんな機会があることを願っています。
 
【S.N】
 参加された小学校の校下は昨年の鍋谷川堤防決壊と仏大寺川の氾濫により大きな被害を受けた地域でした。夏休み中の昼間に起きた洪水でしたから、 『この子達はどんなにか不安だったろう』職場にいる親達は『我が子のことをどんなにか心配していただろう』と思いながら活動していました。
 担当者の説明を聞きながらメモをしている子供達、真剣に聞いている子供達の真摯な眼差しを垣間見て清々しい気分になりました。
 
【Y.B】
 砂防科学館での広報活動、ちょうど地元の小学校からの依頼だったので、一種の使命感のような気持ちで行いました。昨年の洪水では、被害に遭ったという児童もいたということで、砂防について、災害について学んでくれたと思います。模型実験と、クイズで先生方にも知っていただけたと思います。
 
【M.M】
 午前、午後と2校の見学会に参加しました。両校ともクイズを実施しましたが、午後の学校はクイズを沢山入れてほしいというリクエストがあったそうで、新しい問題3問を含むフルバージョンで行いました。問題が多い時は、テンポよく読んでいくことで子ども達が集中できるようだと館長さんから感想をいただきました。何度かクイズを行うと、答えを出すタイミングなどもメリハリをつけて行えるようになったと思いました。
 
【N.Y】
 今回の活動はあいにくの雨模様となり、その上先発隊が風嵐裏谷砂防堰堤へ向かう路上でいのしし3頭を見かけたと言うことで、初めに風嵐裏谷砂防堰堤へ見学に行く予定は中止となりました。3Dシアター、土石流模型実験、○×クイズを終了した時点でまだ時間に余裕があり、児童の皆さんもカッパを着用していましたので、雨は降っていましたが、実際に風嵐裏谷砂防堰堤を見に行きました。模型で見ていたものを実際に自分の目で確かめられたことは良かったのではないかと思いました。
 今回の見学会は、○×クイズを希望されていたこともあり、少しクイズが増えたにもかかわらず最後まで皆さん真剣に聞き、答えてくれていました。学校、グループ等それぞれの雰囲気によって内容を多少変更したり、天候等の状況をみながら予定を変更したり臨機応変に今後対応して行ければ良いのかなと感じました。
 微力ながら、皆さんと話し合いながら少しでも良い見学会になるよう進めていきたいと思います。