金沢河川国道事務所

 広報活動(第2回)--令和5年6月9日(金)

 令和5年度広報活動(第2回)は、6月9日に白山砂防科学館の見学に訪れた小松市立苗代小学校5年生(総勢106名)の皆さんに、白山砂防女性特派員が広報活動を行いました。生徒たちは4班に分かれ、各班に白山砂防女性特派員が2〜3名ずつ随行し、4種類の見学内容を生徒たちと一緒に回りました。

《見学内容》
 @白山砂防科学館館内説明・白山砂防○×クイズ
 A砂防劇場(3Dシアター)
 B土石流模型実験装置実演
 C風嵐裏谷砂防堰堤見学

 限られた時間の中での広報活動でしたが、生徒たちは真剣に映像や展示を見て、時には驚きの声をあげたり、白山砂防女性特派員からの問いかけに積極的に反応したりと、とても興味深く最後まで説明を聞いていました。

 土砂災害の怖さや砂防堰堤の果たす役割、白山砂防事業の重要性などを生徒たちに伝えることができ、白山砂防女性特派員にとって、とても有意義な経験になりました。

★参加人数★
 11名

★私たち白山砂防女性特派員が小学校へ訪問します!!★
《「土砂災害」についての出前講座》
 手取川流域の小学校を対象に、私たち白山砂防女性特派員が小学校に訪問して、近年増加している土砂災害の被害や土砂災害に対する心構えなどの説明を行います。
 興味のある小学校は金沢河川国道事務所 流域対策課 までお問い合わせください。

 
  • ★広報活動★
 
  参加した女性特派員の皆さん     班ごとに見学に出発!
 
「白山砂防科学館館内説明」の様子
 
「白山砂防○×クイズ」の様子
 
「砂防劇場(3Dシアター)」の様子
 
「土石流模型実験装置実演」の様子
 
「風嵐裏谷砂防堰堤見学」の様子

活動報告  女性特派員の代表的な感想
     
【M.K】
 小学5年生が砂防科学館の見学に訪れるとの事で砂防科学館前でワクワクした気分で待っていました。みんな元気です。興味津々です。館内見学では新しく設置された白山手取川プロジェクションマッピングが人気。3Dシアター砂防劇場はわくわくで入場しました。飛び出すイワナに「わあー」と歓声が上がり捕まえようとする子もいましたが徐々に場面が昭和9年の水害の場面に変わり水害の怖さについて学んだと思います。
 今回は時間が足りなくて体験できなかったけれどもSABOカードももらえるクイズコーナーもあるので今度またゆっくりと見学に来てくださいね。時間も忘れるくらい盛りだくさんの施設です。災害や周辺の昔の山の暮らしなどが学べると思いますのでゆっくり遊びに来てください。一日いても飽きない場所です。

【A.K】
 本日は白山砂防科学館において小松市立苗代小学校5年生2班の子供達の見学会に同行させていただきました。
 2班は最初に風嵐裏谷砂防堰堤へ見学に行きました。前日の雨を含んだ土や木々のなか鳥の声を聴きながら子供達と山道を少し歩き、砂防堰堤に到着しました。砂防堰堤に着くと子供たちから「なにでできているの?」「どうして穴が空いているの?」「作るのにお金はどれくらいかかるの?」などたくさんの質問がとんできました。金沢河川国道事務所職員の方がひとつひとつの質問に丁寧に答えてくださり、わたしも子供たちと共に興味深く勉強させていただきました。
 次の○×クイズでは土石流からの避難の仕方のクイズがあり、子供達から「慎重に逃げなくてはいけない」と避難の仕方だけでなく、その際の心の持ちようも答えてくれる場面があり、大切なことだなと改めて感じさせられました。
 続いて模型の百万貫の岩の中へ入り、3D画像のビデオを鑑賞しました。ここでは3D画像で飛び出して見える魚や岩に手を伸ばしてみたり、歓声をあげたりと子供達は興味津々で鑑賞している様子が見られました。
 最後に模型を使い土石流を再現する実験を行い、砂防堰堤があるものとないもので比較して違いを見てもらいました。「砂防堰堤がないと建物が流れていった」「砂防堰堤があっても、もっとたくさんの水がきたら砂防堰堤を超えて建物が流れてしまう」などの声が聞かれました。
 今回の活動では子供達の素直な意見や質問、反応に感心し、わたし自身とても勉強させていただきました。また女性特派員の先輩方のわかりやすい説明や子供達への対応を目にし、皆さんのようにわかりやすくいろんな人達に伝えていくことができたらなと思いました。

【R.K】
 苗代小学生5年生、106名が4班に分かれ、4項目を2時間にわたり、見学、参加されました。
 私達3名は役割を細かく打合せする間もなく、館内説明のあと、○×クイズより始まりました。事前に科学館の職員より、答に対し『何でや?』と聞く事など聞いていて良かったと思いました。10問はちょっと多いかもとの意見もありました。
 模型実験も興味をもって見学してもらったが、説明とパネルの出すタイミングがうまくいかない事もあった。
 百万貫の3D映画は、もう一度見たいと好評であった。久しぶりに子供達と触れあえ、元気をもらえたし、真面目に聞いてもらえた。もう少し練習が必要であった。

【T.S】
 コロナが始まる前は、恒例になっていたという小学生向けの「SABO」広報活動が始まりました。今回は、白山砂防科学館に100名ほどの小学5年生が集まってくれました。館内は白山情報の宝庫なのですが、そこで、砂防クイズ、3Dシアター、土石流発生模型実験、実物の堰堤見学を実施。
 模型実験での解説は、大勢の視線が集中するなか思うように伝えられず、課題が残りました。感心したのは、先輩特派員や流域対策課の皆さんの活き活きとした解説風景、勉強になります。単なる解説ではなく、お客さまをエスコートする視点(?)が感じられて好感がもてました。
 子どもたちはというと、思い思いの反応をしていましたね。これからの活動につながるヒントをたくさんもらったと思っています。ありがとうございました。

【C.S】
 今回初めて座学ではなく、実践的な活動に参加させていただきました。実は砂防科学館の中へ入ることすら初めての私のため、一緒な班で案内させていただくこととなった先輩方に勉強させていただくような(私自身も小学生と共に参加者のような)形でした。
 まず、土石流の模型実験ですが、視覚で理解できるのでとてもわかりやすかったです。風嵐裏谷砂防堰堤の見学では、小学生の質問に「確かに!何でやろ?」と一緒になって学ぶことができました。何より、学べるし、きれいに管理されているこの施設の観覧料が無料なのが驚きました。みなさんにオススメしたいです。
 みなさんのようにわかりやすく説明できる特派員になりたいと思いました。

【T.N】
 広報活動第2回目の活動は、白山砂防科学館へ来られる小学校5年生のアテンドでした。特派員が集まるのは既に4回目となりますが、実際に外に出ての特派員活動としては第2回目、特派員同士も和気藹々とした雰囲気で子供たちが来るのを楽しみにしていました。
 近隣市の小学5年生が校外学習(遠足?)で白峰地域に来られ、砂防科学館や白峰恐竜パークを回られました。比較的人数が多い小学校で、4つのグループに分かれて館内や屋外を見学しました。全員が同じところを見るには人数が多すぎるので、ローテーションという形でそれぞれのグループに特派員が付き添っての活動となりました。
 5年生にもなると、家の近くの堤防などの防災施設を見たこともあるだろうし、学校での災害についての学習、昨年夏の豪雨に実際に遭ったことなどなど、何か防災(災害)についていろいろと感じたことがあると思います。そんなふうにいろいろ感じたことと砂防は、防災という流れで何かつながってるということを子供たちに何となく感じてもらえたらいいなと思いました。
 子供たちは、堰堤という言葉は聞いたことがないだろうし、館内でも初めて見るような展示がたくさんだったと思います。私も、土石流模型に使われている砂防科学館裏の風嵐裏谷砂防堰堤を子供たちと初めて実際に見て、実物の雰囲気のようなものにとてもわくわくしました。その後、子供たちは、興味津々で館内を歩き、土石流実験装置、砂防○×クイズ、資料映像上映では3Dメガネをかけ、飛び出す映像をとても楽しんでいました(楽しそうな声が上がっていた)。
 子供たちは、何かで接する大人に対して、「先生」と呼んでくれることが多いです。私自身は、砂防を一緒に勉強したり、一緒に観察する‘女性特派員’(親でも先生でもない大人)でありたいと思っています。私には国交省の職員さんのように豊富な正確な知識はないので、質問されて分からないことは職員さんに確認しつつ、私自身が不思議に思っていたことや、なるほどと思ったことを、子供たちの興味に合わせながら、共感したり、共有したり、話し合えたらいいなと思います。
 クイズや、子供への接し方を見ていた砂防科学館の職員さんから2点ほどアドバイスをいただきました。1点目は、昭和何年に〜〜があってなどと説明をする場合、昭和や平成など年号ではぴんとこない(昭和は遠くなりました)ので、‘大体何年前’的な時間を掴みやすくする言い方を心がけるとよいとのこと、なるほどでした。2点目は、○×クイズなど、つい、いろいろ覚えて帰ってほしいと、こちらが欲張って、クイズ解説に書いてあるものを一から十まで全部読んで伝えようとしてしまうのですが、エッセンスを大切に。伝えたいポイントを選択して、エッセンスが伝わればよいということ。
 子供たちに限らず、アテンドするときに、相手の興味に合わせたエッセンスを伝えることの大切さは、いろんなガイドなりボランティアなりで何度も何度もアドバイスされていることですが、どうしてもなかなか難しいことをやはり実感します。引き出しの知識(雑学)を増やしつつ、どの場で、どんなニュアンスで出していくかというのは、経験と場数も必要であると思うので、とにかく砂防PRの機会をいただき、これからも楽しみながら継続してやっていくしかないなと思っています。
 国交省の職員さんや、砂防科学館の職員さんが砂防について語ってくださる機会は、本当に本当に楽しいので、ぜひ団体個人問わず、まず見学に来てほしいなと思っています。

【Y.B】
 当日は、梅雨入り前だったが、霧雨が降ったり止んだりの日でした。私にとって、砂防科学館での小学生の団体への説明は初めての経験でした。100名近い児童を4グループに分けて、女性特派員2〜3名が受け持ち、時間ごとに模型実験や○×クイズをしました。
 私が担当したグループは、最初に、堰堤の模型実験を。子どもたちが装置を取り巻くように集まった。説明をしている間も、子どもたちは、何が始まるの?という好奇心に溢れていた。堰堤がある場合と、ない場合、どうなると思う?という問いかけも、ちゃんと答えてくれた。実際の実験は、みんな興味津々。前後のグループとの兼ね合いで、時間があったので、何度か実験装置を動かした。かなり気に入った様子だった。
 その次に、実際に裏山にあたる風嵐裏谷砂防堰堤を見に行くことに。ほんの少し登りだったこともあり、体力的にきつかった子もいたが、みなさんで目の前で堰堤を見ることができた。つい先ほど実験装置で見てきたばかりだったので、実際に現物を見て、さらに国土交通省の担当者からの話を聞いたり、質問したりできたので、貴重な経験になったと思う。
 そのあと、科学館に戻って、○×クイズに。前のグループがまだクイズをしていたので、館内の手前の方を見学。ビデオ視聴や、動物や植物について学べるスペースで各々が見て回っていた。新しく導入されたプロジェクションマッピングもなかなかの人気だった。
 ようやく場所が空いて、クイズタイム。実際にクイズをしてみて分かったのだが、やはり10問は量的に多い印象で、時間的にも、半分の5問程度で良いと思いました。そして後で指摘があったように、昭和○年という元号で表現するのではなく、何年前という言い方をした方が良いと思いました。
 最後は、先ほどクイズで出てきた「百万貫の岩」のコーナーへ移動し、3Dメガネを装着して、シアター内で説明ビデオを視聴。時間も押していたようで、最後少し慌てた感じになってしまったが、なんとか任務を終えました。
 天気も今ひとつでしたが、堰堤の現場視察の時もなんとか雨に当たらなかったのでよかったです。少しでも、子供達に印象が残っていたら良いなと思いました。また、今後、今回のような学校単位での訪問には、女性特派員がお手伝いし、私たちの知識や経験も増やしていけたらと感じます。

【M.M】
 今回は白山砂防科学館へ見学に来られた小松市の小学5年生のみなさんへ、案内のお手伝いをしました。私のグループは、土石流の模型実験→風嵐裏谷砂防堰堤見学→砂防クイズ、砂防科学館内の案内と3Dシアターの順に案内をしました。
 模型実験で実際の地形や建物の位置を確認していただき、風嵐裏谷砂防堰堤で実物を見学し、クイズ、実際の土石流の映像を見るという流れは、とてもよいと思いました。私が資料の事前読み込みがしっかりできていなくて、せっかくの4つの流れを活かせたかどうかが、反省点です。
 砂防クイズは若葉まつりやジオパーク全国大会などで経験はありましたが、今回のように小学生25名(一班)が一度に参加するというのは初めてでした。砂防科学館の方からは「原稿そのままではなく、小学生にわかりやすい言葉を選んで」時には簡単に説明することが大切であるとアドバイスをいただきました。
 何人かの子どもからは質問もあったり、クイズや説明をする中でやりとりができた事は良かったと思います。また、最後に砂防劇場で土石流の映像を見て「これって、あの模型と同じだ!」と気づいてくれたことで、何らかの印象には残ったようでした。
 またこのような機会があれば、見学者に合わせた説明ができるよう、事前の資料読み込みもしっかりした上で参加したいと思います。

【N.Y】
 久しぶりの小学生の見学会のサポートということで、緊張感漂う中活動が始まりました。小学生の人数も多く、マスク着用の中、声が届いているか、話している内容まで聞き取れているかなど、やりながら不安も多かったです。実際活動を終了してみて、多くの反省点が残りました。
 まず、タイムテーブルをしっかり頭に入れて、時間の配分をいかにスムーズにし、小学生を飽きさせないようにするかということです。4つに分かれた活動内容は、それぞれにかかる時間が違い、長くかかる活動の前の活動終了後は、どうしても待ち時間ができてしまいました。
 私が担当した班は、○×クイズ以外の活動の時間が早くなっていたので、最後の○×クイズで全体の終了時間まで時間を使わなければならないと思い、○×クイズの前半の説明が長くなってしまいました。その上、他の班が順次終了していく中で問題数も多かったようでした。
 天候もありますが、もう少し動きのある活動があれば良かったかなと思いました。(例えば○×クイズも実際に○と×のスペースに移動するなど)準備もあまりできず、誰と同じ班で、班の中での分担はどうするかなど、各班の事前の打ち合わせの時間も必要だった気がします。
 小学生たちには申し訳なかったけれど、実際、見学会を体験して大変勉強になりました。以前の見学会のことも思いだし、参加する人数、年齢層、雰囲気などによって活動の対応も変えていかなければならないなあと改めて感じました。反省ばかりが目立ちますが、失敗の中でも終了したあとの充実感もあり、楽しい時間を過ごすことができました。この貴重な経験を次回以降の見学会に生かしていきたいと思います。

【M.Y】
 初めての小学生見学の広報活動に参加しました。最初はどうなるのだろうと心配してました。
 3Dシアターから始まり、模型実験装置自体を見るのも初めてで、私も勉強になりました。風嵐裏谷砂防堰堤見学も初めてで、堰堤があの場所にある事を長年住んでますが知りませんでした。
 ○×クイズは10問の半分でも良いと思いました。
 今回は初めての経験でしたが、子供達との対話の中で興味のある事はいろいろ質問されてそれに答えてと私も勉強になりました。今後も活動を通していろいろ学んでいきたいと思いました。

【S.Y】
 白山砂防科学館で小学生見学のサポートをしました。初めてでとても緊張しました。私達は4班を担当しました。砂防劇場→堰堤実験→風嵐裏谷砂防堰堤見学→クイズの順に活動しました。
 砂防劇場は百万貫の岩の成り立ちを3Dで見るものでした。速いスピードで土砂が流れる映像は恐ろしさを感じました。あの大きな石が流れたなんて信じられないです・・。こども達も驚いており土砂災害の恐ろしさが伝わったと感じました。
 堰堤実験は土砂が流れ家や車の模型が流される様子が一番興味を持ってもらえました。模型のモデルが風嵐裏谷砂防堰堤であり「このあと見学に行く場所だよ」と話すことで実験の真実味が伝わったと思います。こども達に堰堤の必要性を理解してもらえたように思いました。
 次に風嵐裏谷の堰堤見学に行きました。初めてでわくわくしました。科学館のすぐ裏だったのですね。急斜面をこどもたちは元気に登っていきました。こどもたちと一緒に歩くのも楽しいひと時でした。小さな堰堤でしたが白峰地区の生活している身近に堰堤があるのは興味深いことでした。
 ○×クイズではこども達の反応がすぐ返ってくるので面白いと思いました。先に砂防劇場や堰堤実験の時に話したことを覚えて解答していたので、理解しているのだと思いました。
 最後の反省会ではこどもに説明するとき昭和○○年という表現は想像しにくく、約100年前、50年前などの表現がこども達に伝わりやすいこと、そしてクイズは5問くらいが良いという意見が出ました。こどもたちにわかりやすく説明することが大事なのだと思いました。説明が下手で反省する点がいっぱいありました。説明することで自分の頭にも入っていきますし、このような見学会の説明は貴重な体験だと思いました。また特派員さんとの協力も大切でチームワークも生まれ絆を深める良い機会だと思いました。今日の反省を次回に生かしていきたいです。今日はとても楽しかったですし今後も参加して自分の学びを伝えていきたいです。