金沢河川国道事務所

 第1回活動--令和5年5月18日(木)

 令和5年度1回目の活動は、白山砂防事業概要、土砂災害の形態と災害事例、砂防設備の役割等について学びました。
 手取川流域の主な災害事例を学び、土石流・がけ崩れの発生時映像等から土砂災害の危険性を改めて感じるとともに、砂防設備の効果事例についても学ぶことができ、砂防事業の必要性について理解を深める活動となりました。

★参加人数★
  9名

★学習内容★
1.白山砂防事業概要について
 1)手取川流域の主な災害について
  ・昭和9年大災害
  ・平成11年甚之助谷土石流
  ・平成16年別当谷土石流
 2)白山砂防事業・地すべり対策事業の概要について
  ・白山砂防事業の経緯
  ・白山地すべり対策事業の経緯

2.小学生向け広報活動の資料内容について
  ・グループワーク

3.今後の活動について
  ・広報活動(第1回)「白峰若葉まつり」
  ・第2回活動「土砂災害防止広報キャラバン」
  ・広報活動(第2回)「白山砂防科学館小学生見学」


  • 第1回活動状況
 
説明を真剣に聞き入る特派員   小学生向け広報活動資料の
改善点を探る特派員
 
グループワーク結果を
発表する特派員
  白山砂防事業概要説明を行う
流域対策課長
 
活動報告  女性特派員の代表的な感想
    
【M.K】
 今回は白山砂防事業概要と土砂災害等のはなしを聞きました。むかしからの堆積物が大規模な崩壊地を形成していて厳しい気候条件、地質条件によって土砂災害、地すべりが起こるそうです。代表的な災害は『昭和9年の手取川大洪水』ほかにも令和4年の土砂災害。予期しない大洪水や地すべり、地震による地すべりは私たちの生活を脅かします。
 牛首川上流、尾添川上流には大規模な崩壊地や地すべり地を抱えていて、牛首川上流の堰堤は手取川ダムに土砂が入り込まないような工夫がされているようです。手取川ダムに砂がたまると洪水の調整ができなくなり発電、飲料にも影響があり又、尾添川上流の堰堤は土砂をコントロールして海に土砂を流す仕組みのスリット型になっているそうです。
 牛首川と尾添川は濁澄橋で合流しているところで降雨時に濁っている川が尾添川で降雨後2〜3日のあいだ濁っていたのは堰堤の工夫の違いかなと思いました。
 土砂災害の前兆現象などいくつか防災対策がありますのでそれを知って生きるための知恵などに関心をもって自分の身は自分で守る準備をするなど災害を防ぐことはとても大事なことだと思いました。自然は豊かな恵みもあるけれども洪水、地すべりなどはとても怖いことで私たちの生活を予期しないときに脅かすことを知りました。
 
【A.K】
 本日は白山砂防女性特派員としての第1回目の活動に参加させていただきました。
 金沢河川国道事務所職員の方々に作成していただいた土砂災害やそれを防ぐための対策・取り組みについての詳細な資料を見ながら学ばせていただきました。
 今まで何気なく目にしていた砂防堰堤にどのような仕組みがあり、どのように土砂を防いでいるのか、また土砂を海まで流すためにどのような工夫がされているのかなどを詳しく説明していただきました。この説明を聞いて、砂防についてもっと詳しく学んでいきたい、そして県民の皆様にも関心をもってもらいたいという気持ちをもつことができました。
 初めての参加で緊張していましたが、これから1年間女性特派員の先輩方達と共に防災の意識をもって活動していきたいと思います。皆様宜しくお願い致します。
 
【C.S】
 今回、活動に参加させていただいて、まずパワーポイントを用いた説明はとてもわかりやすく勉強になりました。また一般人じゃ見ることのできない災害の現場写真も見せていただけて、自然災害の恐ろしさを再確認できました。
 また白山の国立公園内に数多くの砂防堰堤があるのは何となく知っていましたが、その堰堤は改良され続けて作られていることを知り驚きました。目的は同じでも更に良いものを!と日々研究・勉強されていると思うと、心強く感じました。
 これからも白山砂防のことを知りたいなと感じさせてもらえました。ありがとうございました。
 
【T.S】
 令和5年度の活動がスタートしました。今年は13名で動きます!
 第一回目のミッションは、小学生向けにつくられた砂防クイズの見直し作業でした。イラスト付きで文字も大きくて、一見わかりやすそうだけど違和感を感じるところもあって、そこのところを私たち(女性)なりの感性で変えていきました。思ったより時間がかかり、言葉ってむずかしいなと思いました。
 石川県では、昨年夏の豪雨、今年の能登地震と大きな自然災害が続いています。その様子はTVなどで子供たちも見てるんですよね。怖いし、酷いことだけど、それだけで終わらせちゃいけない。ちゃんと知って、準備することの大切さを私たちなら伝えられる!そんな意気込みで、子どもたちと触れ合える日を待ちたいと思います。
 愉しみです♪
 
【T.N】
 いよいよ特派員の今年度の活動が始まりました。今年度も第21期の白山砂防女性特派員として活動に参加できることを、とても嬉しく思っております。少しずつ暮らしの中の制限もなくなって、以前よりパワーアップした活動の一年になることを期待しています。
 第1回活動で、課長から聞く白山砂防事業概要の説明は、何回聞いてもおもしろいです(内容を忘れているだけではないはず汗)。防災・減災は、ハザードからの距離をとる、ハザード(自然の外力)を小さく、社会の脆弱性の克服など。防災士をかじったこともあり、昨年より、少し意識して、そして俯瞰して砂防の防災の役割を捉えられるようになった気がしています。砂防にスポットを当てた活動ですが、砂防からつながる防災のいろんなこと。いただいた資料を読むのも楽しいです。
 昨年に引き続き○×クイズの文言等を、どうしたら伝わりやすいかと考えました。できるだけクイズの対象者(子供たちメイン)が自分事として捉えられるように、長さ、大きさ、量、重さなど、単位の違うものを身近なもので表現できないかを考えました。
 説明中にちらっと課長が「天然ダムという言葉は使わない」とおっしゃったことが気になり、あとから課員の方にお伺いしたところ、「天然ダムと聞くと、あってよいものに聞こえてしまうが、崩落の危険性があるもので、基本的にはできてはいけないものなので、言葉の使い方に気を付けている」とのことでした。専門家に気軽に質問ができること、またどの方も大変丁寧にフレンドリーにお答えいただけ、なるほどと思うことばかりです。
 今年度は、いろいろな活動が目白押しです。初めましての特派員の方も、今年もよろしくの特派員の方とも、皆さんで楽しみながら活動していきたいと思います。
 一年間、どうぞよろしくお願いいたします。
 
【S.N】
 昨年の講習会や砂防工事現場見学会等の現地研修を経ての机上講習でしたので課長さん達の講義はとても理解しやすかったです。
 グループワークでは子供達に興味を持ってもらえるように、又、わかってもらえるようにどう表現したらよいのか話し合いました。どの年齢の子供達に向けて話すのか、これがなかなか難しい事です。
 全国各地で起きている水害、昨年8月には小松市でも発生しました。何時何処でどんな自然災害に遭うかわからない時代です。砂防活動を通して『身を守ること』の術を考えつつ活動をしたいと思いました。
 
【Y.B】
 昨年度から継続参加となり、第一回目の活動では、金沢河川国道事務所に出向き、気持ちを新たにして参加しました。
 白山砂防についての概要を説明していただき、過去に起きた土砂災害の写真や映像を見ながら、砂防事業の必要性を理解することができました。自分が住んでいる土地のことを学ぶことはとても重要かつ普段あまり気にしたことがなかっただけに新鮮に感じました。
 昨年8月4日の大雨の被害や、つい先日5月5日の地震など自然災害が身近で起きている昨今、広く防災の意識を持ってもらうことを目的とした私たち白山砂防女性特派員の活動の存在意義を再認識しました。
 ようやくコロナ禍が明けつつあり、色々な活動も復活してきている中、私たちの活動も昨年とは違って活発化の兆し。子供達を対象とした○×クイズの質問と回答の検討会では、よりわかりやすく、伝わりやすいクイズにしなくてはいけないという気持ちがメンバーから溢れていたと思う。それを用いて、活動できる場が増えることを期待します。
 
【N.Y】
 @白山砂防事業概要について
 A小学生向け広報活動について
 B今後の活動について
と盛りだくさんの内容となりました。特派員が金沢河川国道事務所に集まり、話し合うような機会がなかなかありませんので、貴重な機会だったと思います。
 @の概要説明については、直近の珠洲地震についての現地調査の写真等を見させていただき改めて自然災害の恐ろしさを感じました。金沢でも結構揺れましたし、台風などと違って地震は突然きますので、その瞬間どう対応すれば良いのか判断がつきにくい状況でした。うちの家族はせいぜいテーブルの下に隠れたぐらいでしたが、私自身、それで良かったのかどうかも疑問に思っています。
 Aの○×クイズの見直しについては、駆け足でしたので、的外れな指摘や参考程度の意見などしか出せず、他の班とのバランスも良くなかったのではないかと申し訳なく思いました。結局、最終的に事務局の方でまとめていただくことになりましたが、よろしくお願いいたします。
 コロナも5類に引き下げられましたし、今後現場見学等のイベントが益々増えることと思います。資料を見ながらでもいいですから、知識を増やして、少しでも対応していけるよう努めていきたいと思っています。
 引き続きよろしくお願いいたします。
 
【S.Y】
 昨年に続き今期も活動できることを嬉しく思います。
 第一回活動は本田課長から事業所説明がありました。なぜ砂防工事を行うのか、またどのように行うのか、特に昨年8月の小松の雨災害による河川の氾濫の出来事などに触れたお話を聞きました。近年の気候変動を見ていると集中豪雨による災害対策、砂防工事は重要と認識しました。
 続いて6月9日に白山砂防科学館小学生見学の小学生向けのクイズ問題の見直しをしました。小学生に分かりやすい言葉を第一に皆で考え納得いく内容ができたかと思っています。
 そして野村専門官より砂防女性特派員のメンバーズカードの提案があり、みんなで写真を選んだりレイアウトを考えました。写真を選ぶのも楽しかったですしみんなと同じカードを持てるのは連帯感があっていいなと感じました。
 5月24日に「白山手取川ジオパーク」が世界ジオパークに認定され今後白山や手取川の自然を学んだり人々に認知する活動が盛り上がることだと思います。
 1つでも多くの活動に参加し自分の学びを深めるとともに、職員の方、特派員の方皆さんと協力して、よりよい活動にしたいと思っています。