金沢河川国道事務所

第1回活動--平成29年5月26日(金)

 平成29年度第1回目の活動は、金沢河川国道事務所の事業概要、土砂災害に対する国の取り組みについて学びました。
 金沢河川国道事務所の事業概要では、事務所がどんな仕事をしているのか、現在の道路や河川、砂防施設の整備状況を知ることができました。
 また、近年増えている土砂災害の発生状況や被災状況などの解説や警戒避難施策や防災教育の推進等、災害に対する国の取り組みについても学ぶことができ、今後の特派員の活動の参考になりました。

★参加人数★
 10名

★学習内容★
1.金沢河川国道事務所の事業概要
 1)金沢河川国道事務所の概要
 2)金沢河川国道事務所の主要事業
 3)社会資本整備の効果

2.平成29年度の砂防・地すべり事業概要
 1)平成29年度直轄砂防及び地すべり対策事業の概要
 2)管内における近年の主な自然災害
 3)災害対応支援の事例
 4)TEC-FORCEの活動報告
 5)白山砂防スペシャルエンジニアの活動について
 6)手取川の濁水に関する事務所の取り組みについて
 7)災害等の情報収集・提供について

3.土砂災害に対する国の取り組み
 1)平成28年及び平成29年の土砂災害
 2)防火体制の強化
 3)ハード対策(土石流・地すべり・がけ崩れ対策)
 4)ソフト対策

4.質疑応答


  • 事務所事業概要及び砂防・地すべり事業概要説明
 
事業概要説明を受ける特派員   防災に対する考え方を学びます
 
排水トンネル覆工の説明をする
中山流域対策課長
  説明を真剣に聞き入る特派員
活動報告

荒木】【木澤】【達田】【松室】【餅井】【山岸】【山口(昭)
山口(敬)】 【山下

荒木
 白山砂防女性特派員としての2年目の活動が始まりました。
 まず、金沢河川国道事務所の事業概要、土砂災害に対する国の取り組みについての説明でした。
 最近では、大分の地割れや長野の地すべりなど、土砂災害が続いているので、関心が高く、勉強になったお話でした。
 昨年は、自分が参加した活動のいくつかを自身のフェイスブックに載せたりして、女性特派員の内容を情報発信してきました。
 いろいろな方に説明できるよう勉強していきたいと思います。まずは全部の活動に参加しようと意気込んでおります。また、一年間よろしくお願い致します。
 
木澤
 専門用語が出てきては「?」です。でも真剣に聞いています。
 映像を使いながら分かりやすく説明いただきます。何処まで理解できるのでしょうか・・・
 でも、毎年少しずつ進歩していると思います。
 道路を走っていると今まで気にならなかった箇所がスッーと目に入ってくることがあります。
 私達の為にお忙しい中ご説明いただき、ありがとうございます。
 ゆっくりゆっくりですが、理解するようにテキストを読み返します。
 ご指導の程よろしくお願いします。

達田
 石川県は比較的災害が少ない県であろうと思っていましたが、白山では現在でも地すべりが起きていて、大規模な被害を未然に防ぐ為の工事を自然環境に配慮した上で行っている事を説明して頂きました。
 山間部に行きますと砂防ダムをよく見かけますが、利水・治水ダムと違って、何故このような場所に人工物を造るのか疑問に思っている人は私以外にも多くいると思うのです。山から離れた場所で暮らしていると砂防について学ぶ機会も少ないので、「これから雨が多くなる時期に多くの方へアピールする機会を増やしていく必要あるのでは?」と感じました。
 また山間部だけではなく、下流域の水害対策についても説明がありました。堤防等で散歩しているとよく工事現場に遭遇するのですが、単に川幅を広げるだけではなく、水害対策をしたことによって市街地の再開発が進んだり、市民の憩いの場になる等の効果が期待できるという視点で見た事はなかったので勉強になりました。

松室
 第1回活動では、金沢河川国道事務所の事業概要、砂防事業と地すべり対策、土砂災害に対する国の取り組み等、全体的概要の説明を受けました。
 初めに、事業が治水事業と道路事業に分かれる事を知り、ようやく河川国道事務所の名称にも納得しました。こんな調子なので、プレゼン画面があっても、どんどん説明される専門的な内容にはなかなかついていけませんでしたが、自然災害の対策事業の多さと共にその大切さを、より実感することが出来ました。
 資料を読み返しながら、もう少し地形や地層、それに対する事業内容を鳥瞰図的に捉えられるようにしていきたいと思いました。自然災害をテレビや新聞等の情報を見てわかったつもりの他人事ではなく、第2回以降の活動で現場を見せてもらいながら学び、少しでも理解を深め、自分たちに出来ることを考えていきたいと思います。

餅井
 今年度第1回目の活動は、金沢河川国道事務所にて3部からなる白山砂防事業概要等の配布資料とカラー画面とでとっても迫力ある分かりやすい説明をしていただき、参考になりました。
 甚之助谷地すべり対策の貫通した排水トンネルに施す20p厚さの巻き立て(コンクリートで覆うこと)を一度見てみたいと思いました。
 2時間半にも及ぶ対策等の説明を受けさせて頂き、石川県地域や白山の保全が大切になされている事を安心しております。知人にも発信していきます。ありがとうございました。

山岸
 今年も第1回活動がいよいよ実施されました。
 果たして今年度はどのくらいの活動に出席出来るでしょうか・・・何とか出席率80%を目指して頑張りたいものです。
 今回の活動で興味深かったのは、フロー効果とストック効果です。
 「社会資本整備の効果」と言われると頭が痛くなりますが、事例@(白山砂防)のA砂防施設における緑の回復で、状況を示した写真の対比はとても分かりやすかったです。その回復にかかった約80年間を長いと感じるか短いと感じるかには個人差があるかもしれません。
 その他にも人工リーフの設置により、高波浪時の背後施設への越波や浸食被害から守る事が出来るなど短期間の効果を発揮するものではないものの、ストック効果の意義を知ることができ、勉強になりました。。
 今年度の活動計画には「小学校への話題提供」も盛り込まれていました。出前講座には及びませんが、初めての試みでもあり今から楽しみです。
 具体的な内容についてはわかりませんし、小学生からどんな質問が飛び出すか不安ではありますが、一緒に学び考えていけたらと思っています。
 今年度一年間、またよろしくお願いいたします。

山口(昭)
 今年で3年目となる白山砂防女性特派員としての活動が始まりました。事業概要説明を聞いて、2つの事が印象に残りました。
 1つ目は、社会資本整備の効果としてのフロー効果とストック効果についてです。具体例を示しながら、その効果を分かりやすく説明して頂き、特に梯川周辺の効果について興味を持ちました。早速小松天満宮から鍋谷川にかけて、ドライブがてら見に行ってきました。
 2つ目として白山の地すべり対策です。今後の方針なども詳しく説明して頂き、とても参考になりました。
 今年1年、様々な活動を通して学んでいきたいと思いました。よろしくお願いいたします。

山口(敬)
 第1回の活動として新課長さんから、白山砂防事業概要の説明がありました。3冊子分の多くの内容でスピーディーに説明されたようですが、今回の予定が9時から12時までとなっていたので、事務所側で特に今年重要だと判断された所がありましたら、それに関してもう少し時間をかけてお話して頂ければ有り難いと思いました。(昨年は熊本地震での緊急災害対策の派遣報告がありました。)
 説明後にいろいろ質問も出て、分かりやすく丁寧に答えて下さったので、理解も深まったように思います。ありがとうございました。
 昨年も同じでしたが、持ち物の中に白山砂防情報マップとワイド白山が明記されています。とても素晴らしい説明パンフレットだと思いますので、毎年少しずつでも簡単な解説や使い方などアドバイス頂ければ、より有効に使えるのではないかと思いました。
 今年も一年、どうぞよろしくお願いいたします。

山下
 第15期で新規として入り、初めての活動でした。
 砂防についての知識が浅い私にとっては皆さんについていけるのか不安でいっぱいでした。
 そんな中、第1回活動は「金沢河川国道事務所の事業概要」「直轄砂防事業・地すべり対策事業」「土砂災害に対する国の取り組みについて」の資料を見ながら詳しい説明をして頂きました。
 砂防事業に関しては、まだまだ知らないことが多いですが、その中でも聞いたことがあるワードや知っているものもありました。なので、説明も聞いていて入ってきやすく、自分の中でも理解することができ、とても勉強になりました。
 土砂災害では、近年多くニュースで流れているのを目にしますが、今回のようにグラフや発生状況を細かく記載された資料を見るのは初めてでした。私が知らなかった災害もいくつかありました。細かいところまで学んでいきたいと思いました。
 今後の活動でも積極的に参加して、砂防や治水について多く学び、その学んだ知識を自らも周囲の方々に発信していきたいと思います。