金沢河川国道事務所

第1回活動--平成28年5月10日(火)

 平成28年度第1回目の活動は、金沢河川国道事務所の事業概要、土砂災害に対する国の取り組みについて学びました。
 金沢河川国道事務所の事業概要では、事務所がどんな仕事をしているのか、現在の道路や河川、砂防施設の整備状況を知ることができました。
 また、4月14日発生した熊本地震でのTEC-FORCEの活動状況や被災状況なども写真を見ながらの解説で災害に対する国の取り組みについても学ぶことができ、今後の特派員の活動の参考になりました。

★参加人数★
 11名

★学習内容★
1.金沢河川国道事務所の事業概要
  金沢河川国道事務所の成り立ちや主要事業、また道路事業や治水事業について説明を受けた。
   
2.土砂災害に対する国の取り組み
 土砂災害に対する国の取り組みについて説明を受けた。

3.平成28年度の砂防・地すべり事業概要
 平成28年度の砂防・地すべり事業について説明を受けた。

4.国土交通省北陸地方整備局からの情報提供
 国土交通省北陸地方整備局からの情報提供について下記の内容の説明を受けた。
 1)平成27年度土砂災害の発生状況について
 2)土砂災害防止の取り組み
 3)大規模土砂災害や火山噴火に備えたスキルアップ
 4)火山に関する話題

5.熊本県で発生した地震に伴う土砂災害について
 4月14日に熊本県で発生した地震に伴う土砂災害での被災状況および土砂災害アドバイザーとしての活動状況について説明を受けた。


  • 事務所事業概要及び砂防・地すべり事業概要説明
 
 
 
 
活動報告

荒木】【伊藤】【中川】【山岸】【山口(敬)】【山口(昭)

荒木
 子供の頃、車で山道を行った時に砂防を発見しました。その時私は「水がいっぱいある黒四ダムの形ではないけれどこれは何?」と思いました。
まず堰堤と言う言葉が読めないし、意味もわからなかったので家に帰って辞書を引いたことを思い出します。
第1回活動の事業説明が始まる前に隣の特派員の方が、「説明がたくさんあるし、早く進むので先に資料に目を通しておいた方がよいですよ。」とおっしゃっていた通り、平成28年度の主要事業の説明を聞いて何と数多くの事業がある事かと大変驚きました。
 何も知らないで新聞で募集していた白山砂防女性特派員に応募したのですが、こうして沢山の事業計画や災害に対する国の取り組みを知ることができ、第1回目でずいぶん勉強になりました。
 また白山砂防科学館の方々も来所され、お話を聞くことができました。白山砂防科学館は近々是非訪れてみたい施設となりました。
 何も知らないで参加しましたが、一年間宜しくお願いします。
 
伊藤
 金沢河川国道事務所の概要説明では、平成28年度事業概要と平成27年度土砂災害の発生状況、そしてそれに対する国の取り組みについて、また直轄砂防事業や地すべり対策事業の内容についてスライド画面を見ながら説明を受けました。
 これらの説明でとても詳しく内容を知ることができ、その中では特に白山砂防における今後の整備方針は身近な事もあり、大変興味深かったです。
 流域対策課長が土砂災害対策アドバイザーとして地震で被害を受けた熊本へ行かれた際の写真と説明はとても臨場感がありました。
 また白山砂防科学館の方も来所されており、いろいろなお話を聞くことができました。砂防のことが学べる白山砂防科学館は身近な場所にあるので、沢山の人が見学するといいなあと思います。
 資料として頂いた白山砂防管内航空写真集は砂防堰堤の工事箇所や地すべり箇所等が見やすくて解りやすいと思いました。

中川
 14期最初の活動は、金沢河川国道事務所の事業概要と平成28年度の事業概要、災害に対する国の取り組みについて説明して頂きました。
 その中で4月14日に発生した熊本地震において、土砂災害対策アドバイザーとして参加された流域対策課の橋課長より現地の様子の写真を見ながらお話を伺いました。
 熊本の被災場所では災害指定区ではなかった緩やかな斜面がブロックの様に崩れている箇所があり、表面の地形だけでは判断が難しいその土地特有の地形や地層があることを知りました。
 また、例年の様に起こる大雨による土砂災害や土石流の発生、火山噴火に起因する土石流等の災害。石川県は他県に比べ、土砂災害警戒区域等の指定が早くに完了している事を知り、次は私達それぞれが生活する区域の状況を改めて把握して対応を考えていかなければと実感しました。

山岸
 概要説明等の中で平成27年の土砂災害発生状況について説明を受けたのですが、昨年のことなのにもうすっかり忘れてしまっている災害もあって、身近で発生した災害でかつよほど大規模なものでなければ記憶に残らないのだなあと改めて感じました。
 この様な感じですので、毎年白山砂防女性特派員に参加している私にとって恒例になりつつある第1回活動の事業内容や災害に対する国の取り組みについての説明は改めて考えさせられる部分があってとても勉強になりました。
 その災害関連の説明の中で一番印象に残ったのは、流域対策課橋課長の熊本地震への緊急災害対策の派遣報告でした。写真を見ながらの体験談はとてもリアルで興味深いものでした。貴重なお話を聞かせて頂きありがとうございました。
 課長さんの熊本でのお話を伺って、私が東日本大震災に参加したボランティア活動を思い出しました。東日本大震災では津波の被害がとても多く、ヘドロの撤去作業に苦労しました。それに加えて、原子力発電所も大きな被害を受けていましたので、少しでも降雨があると作業を中断あるいは中止せざるを得ない状況で、遅々として進まない作業にもどかしさを感じていたものでした。
 今年も爆弾低気圧やゲリラ豪雨等々自然の脅威を感じさせられています。人間の力はそれに比べれば微々たるものですが、少しでも自然界のしくみを理解する事が必要であり、また自然を保全しながら災害にも対応した活動を期待しつつ、自分たちにできることを少しでも実行していけたらと思いました。
 例年の全体的な概要説明の活動でしたが、新鮮な気持ちで参加することができました。どうもありがとうございました。

山口(敬)
 「金沢河川国道事務所の事業概要」、「土砂災害に対する国の取り組みについて」、「国土交通省北陸地方整備局からの情報提供」、「直轄砂防事業・地すべり対策事業」とそれぞれ資料をもとに一通り丁寧に説明して頂けたことは、とても助かりました。私は13期生で今回が2度目の参加なのですが、資料の内容は専門的な事も多く、また昨年の復習をすると同時に新しい内容も加えて説明して頂けるので、毎年理解が深まっていくように思います。
 そしていろんな資料もつけて頂き、ありがとうございました。特に白山砂防管内の100選航空写真集はまさに私が見たかった所が多く、地形等にも興味があるので、自分がヘリコプターに一緒に乗って見学に行ったようで、楽しく、また興味深く見させて頂いています。ありがとうございました。
 私たち白山砂防女性特派員を大切にして下さっていると感じて嬉しくなり、微力ながら頑張ります。

山口(昭)
 事業概要の説明の中で、土砂災害に対する国の取り組みについてとても興味を持ちました。
 全国各地でおこる土砂災害。その様子と対策を説明していただきました。
 TEC-FORCEによる被災地の早期復旧のための技術的支援は、縦のつながりだけでなく、横のつながりで防災体制の強化が行われている事を知りました。
異常気象からおこる自然災害。阪神・中越・東日本、そして熊本にもおこる地震。
治水や砂防の事業などを知り、理解することにより関心を持つ事が出来ました。
 白山砂防女性特派員として今年は2年目。様々な施設やお話などを聞かせていただきながら、砂防や治水について学んでいきたいと思いました。