金沢河川国道事務所

第1回活動--平成27年5月22日(金)

 平成27年度第1回目の活動は、金沢河川国道事務所の事業概要、土砂災害に対する国の取り組みについて学びました。
 金沢河川国道事務所の事業概要では、事務所がどんな仕事をしているのか、現在の道路や河川、砂防施設の整備状況を知ることができました。
 また、ここ数年大きな土砂災害が続いており、ニュースなどで目にする機会が多いですが、災害に対する国の取り組みについても学ぶことができ、今後の特派員の活動の参考になりました。

★参加人数★
 11名

★学習内容★
1.金沢河川国道事務所の事業概要
  金沢河川国道事務所の成り立ちや、管理している道路事業や治水事業について説明を受けた。
   
2.平成27年度の砂防・地すべり事業概要
 平成27年度の砂防・地すべり事業について説明を受けた。

3.土砂災害に対する国の取り組み
 土砂災害に対する国の取り組みについて説明を受けた。

4.手取川の濁水について
 ニュースや新聞で話題となっている、手取川の濁水の原因や今後の対策について説明を受けた。

5.広島県で発生した土砂災害について
 昨年8月に広島県で発生した土砂災害への対応状況について説明を受けた。

6.御嶽山噴火への対応について
 昨年9月に発生した御嶽山の噴火への対応状況について説明を受けた。

  • 事務所事業概要及び砂防・地すべり事業概要説明
 
 
 
 
活動報告

木澤】【國田】【鈴木】【田渕】【西村】【】【山岸】【山口(昭)】【山口(敬)

木澤
 折しも手取川上流で崩落が発生し、世間を騒がしくしています。
 私の住んでいる金石の河口でも雨も降らないのに濁った水が流れています。このことが対策本部を構えるほどの大問題に発展しています。今までですと、何で水が濁っているのかね・・・山の方で雨でも降っているのかね?なんて簡単に過ぎ去りますが・・・今回は新聞を見たり説明をお聞きしたりしますと、なんて気の遠くなるような対応策を考えるのだろうか、と心に引っかかります。このように今までさぁっと過ぎ去って行ったことも何となくですが少しは考えることもできるようです。
 後の説明も本当に人間の手で回復できることも感慨無量です。
 皆様の様々なお仕事を知るきっかけを頂きありがとうございました。
 
國田
 国土交通省の白山砂防女性特派員として、事業概要の説明を受けること数回、いつも驚くのは大変な事業に莫大な予算が組まれ展開されていると言うことです。毎年新たな事業が全国各地で計画実行されている事を知らされます。広島県で発生した土砂災害の発生と対応状況、御嶽山の噴火、仙人谷の斜面崩落による手取川の濁り等々、継続されている事業に加えて調査が始まる実態が伺えます。沢山の資料は一つ一つ興味深い物でした。大切に読み返したいと思います。有り難うございました。
 昨年は能登を見学し意外にも土砂災害が多いこと、驚きの工事が実施されて住民の安全が守られていることを学びました。そして地元のことさえもよくわかっていないことを実感させられました。
 今年は手取川に起こっていること、継続されている事業、新たな取り組みを学びたいと思います。その事業の詳細までは知り得ずとも、愛する白山登山が安全にできること、多くの住民の命と財産の安全を守るための営みに感謝しながら・・。
 
鈴木
 分かりやすい説明と、資料が良かったです。
 具体的に金沢河川国道事務所の事業内容がわかり、これからの活動に、大いに役に立つと思っています。
 また、普通の生活を守るための大切な事業をしていることを知り、もっと多くの人が知るべきだと思いました。
 少しですが、河川の流れや、がけ崩れ対策の法枠工、砂防堰堤が、気になるようになって来ました。
 貴重なお時間の中、ありがとうございました。
 
田渕
 砂防及び地すべり対策で2年前から見させていただき、改めて山は動く物と思います。
 手取川の近隣に寸手は居ないけれど、毎日テレビや新聞などで川の濁りが報道され、仙人谷からだと今日改めて場所が飲み込めました。
 この資料で中ノ川砂防堰堤群を見てもさらに土砂流出はたいへんなものと今回のことで思われます。
 梯川の小松天満宮の分水路方式について今回初めて見聞きして、分水路で改善できれば、絵で見る限り景観も良く、私は歴史が好きなのですがまだ知らないことばかり、一度行ってきます。
 土砂災害、近年台風などで一度に大量の雨が降ると川の水があふれるだけじゃ無く地すべり、土砂災害が多発します。ずいぶん昔、馬坂の下の家ですが裏の山がじわりじわり土砂が流れるのを目にしました。
 いつどんな災害に見舞われるか?と思います。
 
西村
 今年度最初は金沢河川国道事務所内にて事務所の概要及砂防・地すべり事業説明が行われました。担当される方も新しくなり、フレッシュな気持ちでのスタートとなりました。昨年度の方が8名も辞められ、新しく3名の方を迎えて、その方々にもとても解りやすい説明をして戴いたのでは無いかと思います。
 今回は事務局から特派員への連絡手段としての新しい提案もされましたが、基本的には特派員の自覚の問題かと思います。出欠の連絡や毎回のリポート提出は迅速に提出されるべきだし、それが守られないと言うのは、事務局に手数を掛けている事を反省しなければいけません。ボランティアとしての最小限のルールだと私は思います。
 又、5月の連休後に発生した中ノ川崩壊による手取川への濁流の流出についても説明していただきました。未だに濁水が流れ続け農業用水や漁業にも多大な悪影響を与えているとの事ですが、山の奥深い所での大きな崩壊には手が出せず対策が厳しいとの事でした。
 この様な状況がいつまで続くのかがとても心配なのと、工事の大変さを思いました。
 

 流域対策課高橋至課長の自己紹介に始まり、スタッフ、及び特派員の自己紹介が行われ第1回活動が始動しました。
 その後課長より、今年度の管内事業概要が項目別に詳しく説明されました。特に興味を引いたのは、梯川河川改修事業における小松天満宮の分水路方式です。金沢城から鬼門に位置するため、重要文化財保護の観点から輪中堤建設により改修事業が行われています。また今年度も継続してさまざまな地すべり対策事業が行われています。
 TEC-FORCEやHSSEなど全国各地で局地的豪雨、激甚化が懸念される中、新しい活動が発足したことは喜ばしいことと思います。また、防災意識の高まりとともに学校教育現場でも新しいプログラムが組まれ実施されていることは、これからの時代をいきる子供達にとってとても重要と思われます。
 移動検知システムや振動センサーなど新しい機器の導入により、防災の現場も少しずつ変化してきていることを実感しました。
 
山岸
 金沢河川国道事務所の概要および土砂災害に対する国の取り組み等詳しく、わかりやすく説明していただきどうもありがとうございました。
 その年その年で新しい特徴的な活動があり、また災害が起こった場合の実際の対応等も紹介され、身近な問題としてとらえることができました。
 きしくも中ノ川上流の「仙人谷」の崩落がおき、多方面に弊害が出ています。
 林野庁の管理区域ではありますが、場所も場所、時期も梅雨前だけに官公庁の壁を越えた早い対応が望まれるところです。やりにくい面も多々あるかもしれませんが、知恵を結集して1日でも早く、より良好な方法で復旧されるよう動向を見守っていきたいと思います。
 白山砂防女性特派員の活動の進め方、新しい取り組みなども提案され、私自身も新たな気持ちでこの一年の活動に参加していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

山口(昭)
 白山砂防女性特派員となり、初めての活動でした。砂防・地すべり事業についての研修では、土砂災害から守るために砂防堰堤の補修や整備を行っていることなどを写真などを使ってわかりやすく学ぶことができました。また、これらの事業についてハードの面だけでなく、ソフトの面からも様々な対策が行われ、それぞれに課題があることも知りました。
 今後の研修や見学会等を通して砂防事業について理解を深めたいです。

山口(敬)
 今月の5月上旬から手取川がひどく濁り、近くに住む私も今までさほど気にしていませんでしたが、遠く白山の奥地の中ノ川の支流の土砂崩れが私達の生活にも影響を与えるのだと言うことが実感としてわかりました。手取川の鮎の放流も延期され、用水が泥を運び田んぼにもいつもより泥がたまり、生育にも悪いようです。濁りが今後も続くようで怖ささえ感じます。影響がまだこれだけで済んでいるのも、歴史あるこれまでの砂防工事がいかに大切であったかということがわかりました。
 第1回は、高橋課長さんより事務所や砂防・地すべり事業について説明していただけ、大まかに理解できありがとうございました。資料もカラー刷りでとてもわかりやすく助かりました。専門家ではないのですぐに理解できないところもありますが、これから資料を見返したり、これからの学習で少しでも多く理解したいと思います。
 どうぞ皆様よろしくお願い致します。