金沢河川国道事務所

 広報活動(第2回)--令和7年10月17日(金)

 令和7年度広報活動(第2回)は、10月17日に白山砂防科学館の見学に訪れた小松市立苗代小学校5年生(総勢97名)の皆さんに、白山砂防特派員が広報活動を行いました。児童たちは4班に分かれ、班を入れ替えながら、白山砂防特派員から土石流模型実験の解説や白山砂防○×クイズを受けました。

《見学内容》
 @白山砂防科学館館内説明・白山砂防○×クイズ
 A砂防劇場(3Dシアター)
 B土石流模型実験装置実演
 C風嵐裏谷砂防堰堤見学

 限られた時間の中での広報活動でしたが、児童たちは興味深く映像や展示を見たり、解説を聞いたりして、土砂災害についての学びを深めようと最後まで真剣に説明を聞いていました。

 白山砂防○×クイズでは土石流模型実験や砂防劇場で学んだことを踏まえて児童たちが回答しており、白山砂防特派員の活動が児童たちに届いていることを肌で感じることができました。

★参加人数★
 3名

★私たち白山砂防特派員が小学校へ訪問します!!★
《「土砂災害」についての出前講座》
 手取川流域の小学校を対象に、私たち白山砂防特派員が小学校に訪問して、近年増加している土砂災害の被害や土砂災害に対する心構えなどの説明を行います。
 興味のある小学校は金沢河川国道事務所 流域対策課 までお問い合わせください。

 
  • ★広報活動★
 
「白山砂防科学館館内説明」の様子
 
「白山砂防○×クイズ」の様子
 
「砂防劇場(3Dシアター)」の様子
 
「土石流模型実験装置実演」の様子
 
「風嵐裏谷砂防堰堤見学」の様子
活動報告  特派員の代表的な感想
     
【T.M】
10月17日、苗代小学校の児童が白山砂防科学館に見学に来ました。児童の皆さんは四つの班に分かれ、3Dシアター、まるばつクイズ、砂防堰堤の見学、館内の展示、そして模型による土石流実験などを体験しました。 私は模型実験を担当しました。まず砂防堰堤がない場合の実験では、山から流れ出た土砂が一気に麓へ押し寄せ、建物や車が流されてしまいました。次に堰堤がある場合の実験を行うと、堰堤の手前に土砂が溜まり水の勢いが弱まり建物が流されることはありませんでした。 子供たちはその違いを真剣な表情で見比べ、土砂災害の怖さと砂防施設の大切さを感じ取っている様子でした。土石流はどれくらいの速さで流れるのかと質問すると、すでに他の展示を見終えた班の子供たちと、これから見学する子供たちでは、理解の深さに違いが見られました。 体験をして学ぶことで、子供たちの防災への関心が確実に高まっていることを感じました。今回の見学が、自然と安全を考えるきっかけになればと思います。

【T.S】
 砂防特派員の活動の一つ、小学生に向けた広報活動に参加しました。白山砂防科学館を訪れたのは、小松市にある小学校の5年生(90人ほど)でした。 3Dシアター、○×クイズ、土石流模型体験、風嵐砂防堰堤見学のうち、私が担当したのは○×クイズでした。クイズ形式で砂防や防災の知識を得てもらいます。内容には工夫がこらされていますが、悩ましかったのは、生徒さんがまだ授業で「砂防」を学んでいなかったり、白山市以外から来られていること、などでした。(固有名詞が通じない?) 学びは、自分ごとに捉えることで身につきます。今、タイムリーなのは?関心をもってもらえそうなのは?出題は5問程度でしたが、順番も含め選考に悩みました。 子どもたちは、行儀よく聞いてくれていましたが、その瞳はけっこうシビアに見えました。腑に落ちてもらうこと、想像力を膨らませてもらうこと、など、私自身にも学びがたくさんありました。 空き時間に人気があったのは、館内に設置されている機械式のクイズコーナーでした。全問正解すると認定書がもらえるので、闘争心に火がつくのか、何人も挑戦していました。あと白山手取川の立体模型がテーマに則してカラフルな電光に彩られるプロジェクションマッピングも好評でした。もっとも内容よりも映像美に驚嘆している生徒さんが多かったようですが・・(苦笑) 4つの体験を終えて生徒さんたちは帰っていかれました。今日の学びがどれだけ浸透したかは未知数ですが、楽しんで過ごしていただけたと思います。そしていざというときに、何かひとつでも役に立つ知恵が育ってくれていることを願うばかりです。

【C.S】
 久しぶりの小学生見学会のお手伝い活動をさせていただきました。 私は、風嵐裏谷堰堤見学の担当で、秋晴れで気持ちの良いお散歩のようでした。 土石流の模型実験を見た前後では、子どもたちの反応が違ったので、次回からは模型実験後の風嵐裏谷堰堤の見学が、より子供たちがイメージしやすいのかなと思いました。 某砂防特派員先輩が、〇〇砂防堰堤はかっこよい、とか美しいとか言っておられたのを思い出し、その時はわからなかったのですが、最近は少しわかるようになってきたように思います(笑)子供たちに砂防の大切さを伝えるお手伝いをさせていただきながら、私自身も砂防に魅了されてきているのを実感しているこの頃です。