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第2回活動
--令和7年6月2日(月)
第2回活動は、土砂災害防止広報キャラバンの出発式を、金沢河川国道事務所長及び石川県土木部長出席のもと、県庁前で行いました。
次に、香林坊大和前へ移動し、一般の方に土砂災害に対する注意の呼びかけとビラ配りを行いました。
その後、白山市役所や鶴来支所・各市民サービスセンター(吉野谷、尾口、白峰、鳥越、河内)へ土砂災害の防止に関する広報キャラバンに出発しました。
★参加人数★
4名
土砂災害防止広報キャラバン
キャラバン隊出発式
答礼をするキャラバン隊長(左)とキャラバン隊出発(右)
街頭広報活動(金沢市香林坊)
白山市役所・鶴来支所・市民サービスセンター訪問
活動報告
白山砂防特派員の代表的な感想
【T.S】
6月に入り、今年も「土砂災害防止月間広報キャラバン」に参加してきました。
今年は、2年ぶりの「1日隊長」。県庁前での出発式では、国土交通省金沢河川国道事務所長の前で、広報キャラバンスタートを高らかに宣言。2度目ということで、甘く見ていたか立ち位置をまちがえ、緊張が走りましたが、なんとか落ち着きました。
その後は、香林坊アトリオ前で、街頭広報活動。石川県土木事務所等の職員さんたちと一緒に、道行く人に「日頃の備え」と「早めの避難」、土砂災害防止の呼びかけをしました。
ひさしぶりに街頭に立つと、前回より人がまばらで、外国人や観光客が多いように感じ、チラシを配る手が若干鈍りました。災害の備えは誰にとっても大切なことですが、旅行で楽しい時間を過ごしている方たちに響くのかは疑問で、チラシを受け取ってもらえないことも・・・大型ショッピングセンター内とか、地元のかたたちが足を運ぶところで行うほうがよいのでは、とも思いました。
午後からは、白山市役所前でキャラバンの再宣言をし、市内の主に「白山麓」の市民サービスセンター各所を回り、土砂災害防止への協力をお願いしました。
土砂災害は、過去10年で毎年平均1,500件以上発生しており、令和6年は1,433件でした。石川県でも能登半島地震や奥能登豪雨で多くの災害が発生し、白山市でも、林道が壊れ復旧が進まないという話をよく聞いています。
砂防は予防ですが絶対ではありません。山ろくや河川の近くに暮らす方たちには、特に、これからの時期、身を守るための「備え」を万全にしてほしいと思います。
任務を終えると夕方になっていましたが、心地よい疲労感に包まれていました。土砂災害、皆の力で防ぎましょう。ありがとうございました。
【T.N】
特派員4年目となる、令和7年度の砂防特派員活動がはじまりました。委嘱式に参加できず、残念ながら白峰の若葉まつりにも参加できなかったので、今年度初めての活動となります。
昨年度は、大きな被害がなくてよかったのですが、早朝の緊急地震速報で、キャラバン行程が大きく予定変更となりキャラバン出発式はありませんでした。今年は、無事に県庁前での出発式が開催されました。集まってこられる方々を見て、防災には、県や市の行政はもちろん警察、消防、気象台や、砂防ボランティア、防災士会、そして、私たち白山砂防特派員など、さまざまな関わり合いがあるのだなと改めて思いました。
出発式終了後は、香林坊大和の前に移動し、街頭広報を行いました。こちらも昨年度は中止になっていたため、2年ぶりとなります。私自身も久しぶりの上、人が少なかったり、観光客の方も多めだったりと、なかなか声がかけづらい場面もあったのですが、能登の地震のお話を交えて雑談をさせていただいたり、小学生の校外学習の生徒さんとも少しお話できたり、友人が駆けつけてくれたりと、多少なりともPRはできたかと思います。
その後は、白山市役所を皮切りに、白峰市民サービスセンターまで各所を訪問していきます。例年は、キャラバン隊長に当たった特派員と、それ以外の特派員は別行動になるのですが、今年は少人数だったため、全員で一緒に回ることになりました。
お世話になっていた職員の方が異動されて、別の部門の訪問の際にたまたま来られていたり、ふだんはなかなかお会いする機会がない、各サービスセンター等の方とも、お顔を合わせてお話しして手渡しできることはとてもよかったと思います。人とつながることでの防災ということについても考えさせられました。
午後からの白山市のサービスセンター等の訪問において、白山市はとても市の範囲が広いこと、それぞれの地域で共通している部分はあれど、備えるべき災害や想定にも(人口構成なども踏まえて)違いがあることも感じました。
私たちは、ふだん、砂防を軸に学んだり、広報等をしていますが、砂防の先にあると言いますか、砂防の目的でもある災害防止「防災」について、地域、住民一人一人まで落とし込んでいくという意識を持って、これからも活動していこうと思いました。何より、災害等の突発事項がなく、予定通り広報キャラバンを行えたことに感謝です。
【M.M】
土砂災害防止月間のキャラバン隊として参加しました。今年は参加者も4名と少なく、隊長と一緒に1日行動を共に活動しました。
午前中は香林坊で土砂災害防止月間のPR活動として、チラシを配りました。おおよそ声をかけた方の半数ほどが受け取って下さったと思います。可能であればパトロールカーで流している呼びかけのアナウンスを、街頭でも流していただけたら、土砂災害防止月間のチラシも配りやすかったかもしれません。
チラシ配布時間も終わりかけの頃、市内の小学3年生が社会科の校外学習のため3名1グループで「ここで何をされているのか」というアンケートを取っていました。土砂災害から命を守る行動の大切さをお伝えしていることを話し、チラシを見せました。4〜5グループから同じ質問を受けましたが、その中の1つのグループの子どもたちは「そのチラシ、もらってもいいですか」と興味を持ってくれました。この日、一番よいPRができたと思いました。
【A.Y】
6月2日、梅雨前の晴天の中、土砂災害の警戒を呼びかける広報キャラバンに参加しました。
石川県では、2023年度までの過去10年では土砂災害は10〜15件だったが、昨年は能登地震で約400件、能登豪雨で約250件以上の土砂災害が起こったとのお話しを伺いました。これまでに経験したことのない、能登地震、能登豪雨により多大な被害が出たことを改めて知りました。
香林坊での広報活動では関心を持ってチラシを受け取って下さる方は少なかったですが、チラシを読んだ方の中で、1人でも多くの方が土砂災害について関心を持って下さればと思いました。
白山市内の各支所訪問への移動時、同じ白山砂防特派員の方々に、白山のことをいろいろ教えていただき、豊かな自然、歴史を持つ白山をよく知る機会となりました。そして、土砂災害から身を守るために『日頃の備え』『早めの避難』の大切さを再確認しました。