飛騨高山高校の生徒が奥飛騨の砂防事業を見学しました
掲載日:2014/06/27
6月24日に岐阜県立飛騨高山高等学校(環境科学科)の1年生40名が神通砂防の現場を見学しました。
神通砂防資料館(奥飛騨さぼう塾)では、館長から神通川の概要や土砂災害の歴史、砂防施設の役割などについて、展示されているパネルや模型を使って説明を受けました。
引き続き、新穂高渓流保全工の工事現場へ移動し、恵橋架替工事、渓流保全工事の各施工業者の現場代理人から工事の概要説明を受けた後、実際に工事現場内を見学しました。橋梁の現場では、上部工の架設が完了したばかりで、橋を渡りながら構造等について学習してもらうことができました。また、護岸の現場では出水期間中のため工事は行っていませんでしたが、普段立ち入ることの出来ない工事現場を見学することができ貴重な体験だったようです。生徒さんから「上部工はどのように架設したのか」「鋼材がなぜ錆びているのか」「水が流れているのに護岸をどのように施工するのか」などの質問があり、熱心に学習しようとする意欲が感じ取れました。
最後に、今回の見学会を通じ、土砂災害から地域を守るために奥飛騨で行われている砂防事業に理解を深めていただいたことだと思います。また、国土を守る国土交通省の役割や建設業の魅力についてあらためて興味を持っていただき、是非、将来の進路として希望してもらえることを期待したいところです。
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