地獄平砂防えん堤奥飛騨の砂防チェック!-⑩

【参考】周辺のワンポイント解説
蒲田川
  • 上宝村栃尾~新穂高を県道槍ヶ岳公園線に沿って流れる川で、3000m級の北アルプス槍・穂高連峰に端を発する急流河川。
  • 蒲田川が上宝村の栃尾で平湯川と合流して高原川となり、さらに富山県との県境で高山方面から流れる宮川と合流して神通川となって日本海に注いでいる。
  • 山岳地帯を流れる急流河川のため、これまでに幾度となく土石流、雪崩等の災害を引き起こしてきた。
  • 蒲田川は、川底から温泉が湧き出しているので、冬でも水温が高い。このため、この川に棲むウナギは子供の足の太さほどまで大きく育つ。
新穂高温泉
  • 県道槍ヶ岳公園線一帯に広がり、奥飛騨温泉郷の最深部にある蒲田・佳留萱、槍見、中尾、穂高、新穂高の温泉群の総称。50以上の温泉があり、中尾地区には水蒸気温泉がある。
  • 井上靖の小説『氷壁』の舞台であり、北アルプスの槍ヶ岳・穂高岳への登山口でもある。
  • なお、蒲田温泉~槍ヶ岳頂上まですべて「神坂」といい、広い範囲を指している。
→ 地名の由来については、

①昔、何度かこの地を神々、日本武尊、宗良親王などがお通りになったという説

②神坂村の中央にある青木嶺の麓に愛宕神を祭り、嶺上に山神を祭ったため(青木嶺の名は、このあたりは栃、ブナ、ナラの雑木ばかりが生えている中、この嶺だけが常緑樹が生い立っているため)---の2つの説がある。

  • 泉源=69ヵ所(蒲田29ヵ所、中尾14ヵ所、新穂高26ヵ所)