災害発生時に迅速に対応する
災害対策機械の運用イメージ
防災ヘリコプター「ほくりく号」 | 橋梁点検車 |
対策本部車 | 遠隔操縦対応型バックホウ |
衛星通信車 | 無人ラフテレーンクレーン |
排水ポンプ車 | 災害用トイレ |
照明車 | 応急組立橋 |
待機支援車 | 車両位置情報共有化システム |
情報収集車 | 衛星小型画像伝送装置(Ku-SATⅡ) |
災害に対応する機械や設備
防災ヘリコプター「ほくりく号」
災害発生初動時や災害危険箇所において、画像転送用カメラや夜間でも撮影可能な赤外線熱画像用カメラを使用し、被害情報の収集を行います。上空から撮影した映像は、無線中継所や通信衛星を介し関係機関に配信され、緊急対策、復旧対策の策定に活用されます。また、地上からは通行困難な場所に災害対策要員や資機材を輸送します。
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対策本部車
災害現場近くで現地対策本部として応急対策の現場指揮、情報収集、対策検討等を迅速に実施するため、災害が発生した場合、すみやかに災害現地へ出動し使用します。
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衛星通信車
山間部等で地上波マイクロ回線の不感地帯において、通信回線の確保及び災害現地画像の発信を衛星回線(JC-SAT)経由で行います。現地画像をリアルタイムで送ることができます。
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排水ポンプ車
梅雨、台風、集中豪雨による冠水、湛水が発生するおそれのある場所、又は発生した場合に浸水等の被害を最小限に抑えるため速やかに出動し、排水作業を行います。
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照明車
災害現地での夜間における復旧作業及び監視を行う場合の照明として使用します。
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待機支援車
支援用、バス型は、災害現地での休憩、仮眠、宿泊施設として、災害復旧活動に従事する人たちを支援します。 運搬資材用は、災害復旧活動を行うために必要な資機材(通信機器や復旧資材など)を搭載し、災害現地への運搬を行います。
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情報収集車
災害発生時において現地に急行し、被災状況等の情報収集を行います。総輪駆動及び車体が小型であるため、機動性に優れています。 また、TVカメラ及び通信装置を搭載しており、被災状況の静止画を送信することができます。
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橋梁点検車
災害発生時における橋梁などの構造物を点検して、安全かどうか確認するために使用します。 また、構造物などを常に良好な状態に保つための定期点検に使用します。
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遠隔操縦対応型バックホウ
遠隔により機械の操縦ができるので、二次災害を避けながら復旧活動を行うことができます。
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無人ラフテレーンクレーン
遠隔操縦により、吊り荷走行やクレーン作業ができるので、無人化施工による災害復旧活動が可能となります。
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災害用トイレ
災害時に常設トイレが使用不能になった場合でも、安心、快適に使用できる、バリアフリー対応の洋式水洗トイレです。
トラックに積んで、迅速に被災地に移動できます。トラックに積んだままでも地面に置いた状態でもトイレを使用できます。
超節水型吸引式水洗便器を採用しており、水の確保が困難な状況でも有利です。
トイレ室は3室あり、分離して複数の場所で使用することができます。
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応急組立橋
河川の増水、地震、土砂崩等の災害で橋梁が使用できなくなった場合に、早期に交通路を確保するための仮橋として使用します。
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車両位置情報共有化システム
本システムは、基地(事務所)と災害対策用機械の間に、衛星通信を活用した情報通信機能と報告帳票作成機能を備え、インターネットにより全地方整備局と情報共有して、出動管理業務の迅速化、効率化を図ることを目的とするものです。
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衛星小型画像伝送装置(Ku-SATⅡ)
可搬型で災害現場に搬入し、カメラ(ビデオカメラ等)で撮影した画像を通信衛星(JC-SAT)を利用して、本局に画像伝送することができます。なお、リアルタイムの動画像伝送が可能です。
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災害対策室
災害対策室は災害発生時、各種情報や災害現場の状況を集約すると共に、地方自治体、警察、消防等の防災関係機関と連携した防災活動の拠点として機能します。
また、北陸全域の備蓄資材、機械、災害対策用機械などの位置を把握して、的確で迅速な対応を行うことができます。
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富山防災センター災害対策室 | 新潟防災センター災害対策室 |
備蓄資機材
災害復旧のための各種資材を資材格納庫に格納しています。
災害対策機械の配備
迅速に広域的な災害対応を行うため、北陸地方整備局管内の3つの防災拠点に防災センターを設置し、要請を受けた事務所の最寄りのセンターから災害対策機械を出動させ防災活動を行います。
また、管内の市町村への災害支援を強化するため、管内8事務所に排水ポンプ車、照明車を配備しています。