掲載日 2018/05/02
千曲川・犀川の出水に備え、「洪水対応演習」を実施しました
千曲川河川事務所では、梅雨、台風等による出水期を迎えるにあたり、出水時洪水予測の実施、水防関係機関などへの水防警報・洪水予報など情報伝達方法の確認、被害軽減を図る措置としての対策工法検討などを行うため、長野地方気象台と連携し、長野県、沿川市町村などにもご協力を頂きながら、4月20日(金)に「洪水対応演習」(机上訓練)を実施しました。
演習は、前線による大雨により千曲川及び犀川の各水位観測所の水位が軒並み上昇し、長野市にある堤防が越水破堤に至るという想定で、『緊急速報メールを活用した洪水情報のプッシュ型配信(昨年度5月より開始)』『タイムライン(一昨年度長野市策定)』など、新たな取り組みもメニューに組み込んだ内容としました。
広報活動の訓練として、 事務所ホームページ・ Facebook更新、記者発表資料作成なども実施しました。
![]() |
![]() |
水防警報、洪水予報等伝 作成・伝達(FAX・メール)した情報が、伝達先にきちんと伝わっているか着信確認などを実施。 |
支部長への報告・決裁 |
![]() |
![]() |
|
河川巡視状況とりまとめ 災害対策車の出動要請等 上田市常磐城地先付近で内水被害が発生したという想定で、上田市から排水ポンプ車の出動要請がなされ、災害対策車の出動訓練、水門操作訓練などを実施。 |
応急対策等 被害軽減のための応急復旧工法の検討や、防災エキスパート・水防団・応急対策協定業者への出動要請・情報伝達訓練などを実施。(写真:復旧 工法検討中) |
演習後に日をあらためて反省会が行われ、課題や反省点などを検討し、改善が必要な事項については今後速やかに改善に努めることとしました。
実際の洪水は数日間に及ぶこともありますが、演習は短時間に凝縮した密度の濃い内容となったため、これからの本格的な出水時期に備え、職員一同 洪水時には万全の体制で防災業務に取り組めるよう再認識する充実した演習内容となりました。
演習にご協力いただきました関係機関の皆様には、この場をお借りしましてお礼申しあげます。また、引き続き、出水などの対応にご協力をよろしくお願い致します。
担当:防災情報課