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千曲川だより

 掲載日 2015/8/28

 

 

上田市依田川合流点で丸子北中学校の皆さんと水生生物調査を実施しました



8月27日(木)、上田市の千曲川と依田川の合流点において、千曲川河川事務所と丸子北中学校で水生生物調査を実施しました。
この水生生物調査は、広く一般の方々の参加を得て水生生物状況を調べることにより、河川の水質状況を観察し、水環境管理の推進に資するとともに、参加者等に身近な河川の水質状況、河川の水質改善の必要性、河川愛護の重要性を認識していただくことを目的に、地域のかたと協働で例年実施しているものです。
千曲川管内では、この上田市を含め全部で4箇所の調査を、それぞれ近傍の中学校といっしょに実施しています。

上田市の調査箇所は、千曲川と依田川の合流点の依田川寄りです。
調査は丸子北中学校の皆さん21名の参加のもと実施されました。前日まで台風が通過して開催が危ぶまれましたが、一転快晴に恵まれ快適に調査を進めることができました。
調査した内容は主に以下のとおりです。

●川のようす・水質調査 : 水の色、におい、透視度、水質(パックテスト)の調査
●水生生物調査 : 水の生き物をつかまえて、どんな種類の生き物がいるか調査

水質調査では、水を汲んでにおいや浮遊物を調査したり、透視度計で透視度を計測したり、パックテストによりCODを調査したりしました。透視度計は目で見て水の透明さを計測する機械ですが、依田川の水は大変きれいなので、上限値(最も透明)を達成しました!


流速測定 パックテスト「…なぜか色が違う」

次に、実際に川底をさらって水生生物をつかまえて調査します。
水の流れは少し急で滑りやすかったのですが、みんな注意しながら大きな石をひっくり返し水生生物を採取していきます。
生物をつかまえたあとは、それをバットにひろげて、それぞれ川のきれいさの基準となる生き物と同じものが何匹いるか確かめていきます。(これを同定作業といいます)
この調査箇所はヒラタカゲロウ類などが多く、この点でもきれいな川であることがわかります。

石が大きくて大変     楽しくてやめられない仕分け作業

みな時間を忘れて生物をよりわけ、種類を確かめた結果、水質判定『Tきれいな水』という判定を出すことができました。
調査を全て終えたあと、捕獲した生物たちはきちんと川に返して解散しました。

引き続き、千曲川では同様の調査を実施する予定です。


 

 

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