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千曲川だより

 掲載日 2015/8/13

 

 

千曲市戸倉で戸倉上山田中学校の皆さんと水生生物調査を実施しました



8月11日(火)、千曲市の大正橋下流において、千曲川河川事務所と戸倉上山田中学校で水生生物調査を実施しました。
この水生生物調査は、広く一般の方々の参加を得て水生生物状況を調べることにより、河川の水質状況を観察し、水環境管理の推進に資するとともに、参加者等に身近な河川の水質状況、河川の水質改善の必要性、河川愛護の重要性を認識していただくことを目的に、地域のかたと協働で例年実施しているものです。
千曲川管内では、この千曲市を含め全部で4箇所の調査を、それぞれ近傍の中学校といっしょに実施しています。

千曲市の調査箇所は、戸倉上山田の大正橋の下流です。
調査は戸倉上山田中学校の科学部の皆さん20名(うち先生1名)の参加のもと実施されました。当日は曇りのため猛暑というほどの暑さにならず、快適に調査を進めることができました。
調査した内容は主に以下のとおりです。

●川のようす・水質調査 : 水の色、におい、透視度、水質(パックテスト)の調査
●水生生物調査 : 水の生き物をつかまえて、どんな種類の生き物がいるか調査

水質調査では、水を汲んでにおいや浮遊物を調査したり、透視度計で透視度を計測したり、パックテストによりCODを調査したりしました。透視度計は目で見て水の透明さを計測する機械ですが、人によって見え方が違い、なかなか難しいということがわかります。
 


先生が代表して流速測定 パックテスト

次に、実際に川底をさらって水生生物をつかまえて調査します。
水の流れは浅くおだやかで、石をひっくり返せば簡単に底生生物が見つかります。網を下流側にかまえ、川底を掘り起こしながら採取していきます。
生物をつかまえたあとは、それをバットにひろげて、それぞれ川のきれいさの基準となる生き物と同じかどうか確かめていきます。(これを同定作業といいます)
この調査箇所はヒゲナガカワトビケラ類(いわゆる食用の『ザザムシ』)が非常に多く、「高級食材ゲット!(笑)」と歓声をあげながらの作業になりました。

せせらぎの中での採取     大量のヒゲナガカワトビケラ類

みな時間を忘れて生物をよりわけ、種類を確かめた結果、水質判定『Tきれいな水』という判定を出すことができました。
調査を全て終えたあと、捕獲した生物たちはきちんと川に返して解散しました。

引き続き、千曲川では同様の調査を実施する予定です。


 

 

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