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千曲川だより

 掲載日 2015/08/04

 

 

安曇野市豊科で豊科北中学校と水生生物調査を実施しました

 

 7月31日(金)、安曇野市豊科の犀川田沢橋付近において、千曲川河川事務所と豊科北中学校で水生生物調査を実施しました。
この水生生物調査は、広く一般の方々の参加を得て水生生物状況を調べることにより、河川の水質状況を観察し、水環境管理の推進に資するとともに、参加者等に身近な河川の水質状況、河川の水質改善の必要性、河川愛護の重要性を認識していただくことを目的に、地域のかたと協働で例年実施しているものです。
千曲川管内では、この豊科を含め全部で4箇所の調査を、それぞれ近傍の中学校といっしょに実施しています。

豊科の調査箇所は、犀川にかかる田沢橋の真下です。
当日は快晴に恵まれ、豊科北中学校の科学部の皆さん15名の参加のもと実施されました。
調査する内容は主に以下のとおりです。

●川のようす・水質調査:水の色、におい、透視度、水質(パックテスト)の調査
●水生生物調査:水の生き物をつかまえて、どんな種類の生き物がいるか調査

水質調査では、当然川の中に入りますが、さすがは安曇野の犀川、とても冷たくて澄んだ水で、真夏にもかかわらずみんな「つめたい!」と言いながら川に入ります。
水をくんでにごりやにおいを確かめたあとは、透視度計を使って水の透明さをはかったり、パックテストによりCODをはかったりしました。透視度計は目で見て水の透明さをはかる機械ですが、最初から最大の透明度で見えるほど犀川の水はきれいでした。

気温は35℃なのに水はつめたい… 透視度計
「見える?」
「見える!」
 次に、実際に川底をさらって水生生物をつかまえて調査します。
川底を簡単に見通せるほどのきれいな川で、網をもって生き物を捕まえます。中には、最初のひと網で見事にカジカをつかまえる生徒さんもいました。
生物をつかまえたあとは、それをバットにひろげて、それぞれ川のきれいさの基準となる生き物と同じかどうか確かめていきます。(これを同定作業といいます)
トビケラ、カワゲラ、カゲロウなどよく似た生き物を苦労してよりわけ、種類を確かめた結果、犀川の川は水質判定『Tきれいな水』という判定を出すことができました。

網に生き物を追い込んでつかまえる 同定の様子(なかなか難しい) 
 引き続き、千曲川では3箇所で同様の調査を実施する予定です。

  

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