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千曲川だより

 掲載日 2013/10/29

 

 

あれから30年「57・58水害を語り継ぐ集い」
が飯山市で開催されました

 
 平成25年10月19日(土)に飯山市公会堂において飯山市主催の”あれから30年「57・58水害を語り継ぐ集い」”が開催されました。

 「57・58水害」とは、飯山市において発生した昭和57年の樽川堤防の決壊、翌58年の千曲川堤防の決壊により、2年連続で大きな被害をもたらした水害のことをいいます。
 両年とも700世帯を超える家屋が浸水するとともに、家畜や農作物に多大な被害が生じ、被害額は2カ年合わせて130億円余りに及びました。

 あの大水害から30年が経過し、堤防の嵩上げや護岸工事の進捗、排水ポンプ施設など治水整備は進みました。しかし、近年各地で頻発するゲリラ豪雨など異常気象により、いつ何時、ふたたび大水害に見舞われるかもしれません。
 飯山市では、30年という節目の年を迎え、あの悲惨な57・58年水害を風化させないよう、水害体験を語り伝えるとともに、日頃から水害に対する備えや防災意識を、市民みんなで高めることを目的に今回の集いが開催されました。
                                                        

 
昭和57年9月洪水状況
飯山市木島地先の支川樽川破堤
 
昭和58年9月洪水状況
飯山市柏尾・戸狩地先千曲川破堤
 

 
 当日は、飯山市内の約200名の市民・小学生が
参加し、水害にあわれた常盤区長の開会にはじま
り、主催者である飯山市長のあいさつ、地元国会
議員のあいさつの後、「水害当時の記録映像の上
映」、水害当時の思い出を語る「元飯山消防団第3
分団長(木島地区)、第7分団長(常盤地区)のお
話」、常盤小学校5年生による「58水害の調査結
果発表」、千曲川河川事務所長による「最近の河
川改修状況」の説明が行われました。  
 
挨拶する足立飯山市長 

 


   
 水害当時の記録映像を解説する 
 木島地区 中澤氏  常盤地区 常盤井氏
 洪水により堤防が壊れていく状況、洪水がはん濫し市街地の家屋に流水が迫る状況、10pでも湛水すると道がどこかわからない状況、災害ゴミの状況など映像を交えて、当時の状況をわかりやすく説明いただきました。 

   
 当時の水防活動・避難活動の思い出を語る
 元飯山市消防団第3分団長 西条氏  元飯山市消防団第7分団長 小出氏
 57・58年洪水時の水防団の活動状況、水害発生時の救援状況など実体験をわかりやすく説明いただきました。 

  
 昭和58年水害の調査発表をする常盤小学校5年生のみなさん 
  常盤小学校5年生の皆さんは、1学期から水害を経験した地元の方への聞き取り調査を行い、当時洪水にあわれた方から当時の状況を詳しく聞いた結果を”「常盤で生きる」「昭和58年洪水」に学ぶ”というタイトルの報告書に取りまとめ、調査の成果をわかりやすく発表していただきました。 


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