掲載日 2013/10/10
職員による千曲川・犀川の河川堤防等の
点検を行いました
河川の堤防等は、洪水時に人家や耕地などを守る重要な施設であり、日頃からその状態を点検し、適切な維持管理を行うことが大切です。
千曲川河川事務所では出水期前と台風期の併せて年2回、職員による堤防点検を実施しています。
今回の台風期の点検においては、職員延べ32名が参加し、各基準水位観測所の「危険水位」設定根拠となった流下能力の低い箇所を中心に、堤防や背後地の状況などを確認しました。
1 中野出張所管内(9月19日)
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千曲川右岸57.5k 須坂市相之島地先 (立ヶ花観測所対象区間の危険箇所) |
千曲川右岸31.5k 飯山市木島地先 (9月16日台風18号出水時の漏水確認箇所) |
2 松本出張所管内(9月20日)
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犀川右岸84.5k 松本市梓川八景山地先 (稲核ダム対象区間の危険箇所) |
犀川左岸68.2k 熊倉水位観測所 |
3 戸倉出張所管内(9月24日)
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千曲川左岸108.1k 生田水位観測所 | 千曲川右岸107.0k 上田市上堀地先 (生田観測所対象区間の危険箇所) |
4 長野出張所管内(9月27日)
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犀川右岸9.0k 小市水位観測所 | 千曲川右岸82.4k 杭瀬下水位観測所 |
また、今回の点検は台風18号による出水後となりましたが、各水位観測所の観測記録や現地の洪水痕跡から実際にどの程度まで水位が上昇したのかを直接確認することができ、改めて大きな出水であったことを実感しました。
今回の堤防点検結果を参考にして、今後の出水に備えていきたいと思います。