掲載日 2013/09/03
千曲川河川事務所でCIMに関する勉強会を開催
〜更なる生産性の向上を目指して〜
北陸地方整備局では、河川事業を対象とした調査・設計段階から施工、維持管理の各段階で3次元モデルの導入について勉強する場を設けることにより、一連の建設生産システムの効率化に資することを目的として、CIM(Construction Information Modeling)に関する勉強会を設立し、去る8月26日、27日に千曲川河川事務所管内で第2回の勉強会を開催しました。
勉強会の第一部として、(一財)日本建設情報総合センター(JACIC)の笛田俊治研究開発部グループ長をお招きして、「CIMの概念と現在の取り組み状況」と題して、過去から現在における業務の効率化を目指した「情報の電子化」「通信ネットワークの利用」「情報の共有化」の現状を始め、建築分野におけるBIM(Building Information Modeling)の土木分野への活用としてのCIMの取り組みの現状と今後の展開について講演して頂き、近隣の関東地方整備局長野国道事務所の職員を含め30名程が参加しました。
翌日には第二部として、千曲川河川事務所で今年度CIMの試行業務となっている「荻原樋門及び橋梁詳細設計業務」の対象箇所である安曇野市明科荻原地先において、設計の現状及びCIMの活用方法について意見を交わしました。
今後、北陸地方整備局管内でCIMに関する幾つかの試行業務が予定されております。今後も数多くの試行を重ね、更なる生産性の向上に努めていきたいと考えています。
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勉強会の様子 | 笛田氏による講演 |
参考 CIMに関する情報については、(一財)日本建設情報総合センター(JACIC)ホームページ(http://www.cals.jacic.or.jp/CIM/index_CIM.htm)をご覧ください。