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千曲川だより

 掲載日 2013/07/04

 

 

   
  
防災エキスパートと千曲川河川事務所の職員が
合同巡視を実施しました
 

 梅雨及び台風等による出水の季節を迎えるにあたり、公共土木事業に長年携わった経験をもつ「防災エキスパート」と呼ばれるボランティアとともに、千曲川河川事務所管内に存在する洪水時に危険度が高いと予測される重要水防箇所を巡視しました。
洪水が発生した際の水防工法選定や巡視の観点などのノウハウが千曲川河川事務所の若手職員に伝授されることにより、より一層の知識向上が図られるよい機会となりました。

千曲川河川事務所の4出張所管内において3日間の日程で合同巡視が実施され、防災エキスパート延べ20名、職員延29名が参加し、活発な意見交換がなされました。


(1) 松本出張所管内(6月21日)
現地調査状況  現地調査状況 


(2) 戸倉出張所管内(6月24日)
現地調査状況  現地での意見集約 


(3) 中野出張所・長野出張所管内(6月26日)
現地調査状況  現地調査状況 

 エキスパートの皆様からは、河岸洗掘箇所等の現地調査を行い、「今のところ維持で入れた袋詰玉石が良く効いており特に問題がないが、出水時の状況変化に注視されたい」といったものや、「本年度維持工事でブロックを入れるということだが、座りの良いブロックで噛み合わせ良く施工されたい」といったものなど、改修履歴からの対処方針について意見を頂きました。

 また、職員が澪筋と中州の段差が大きく、中州を切りたいと考えているといった箇所では、「河道整正を大規模に行うとその下流に影響することがあるので、慎重に実施されたい」という意見や、「下流水衝部は水制も無く不安視されるが、木工沈床がしっかり入っており、見た目より丈夫である」という意見など、過去の経験で養われたノウハウをお聞きすることができました。

今回の合同現地調査で頂いた意見も参考にして、これからの出水対応に備えて行きたいと思います。


【防災エキスパート】
 防災エキスパートとは、地震、風水害など大規模な災害時または発生の恐れがある場合に、迅速、確実、効果的に対処するため、これまで公共土木施設の整備、管理等に長年携わり、一定のノウハウを持った人達に、公共土木施設の被災状況の情報収集や地域の災害対策活動にボランティアとして協力いただき、被災地域の一刻も早い復旧を目指すものです。
 現在、千曲川河川事務所管内では24名が登録されています。
平成18年7月豪雨による千曲川、犀川の出水では、現地状況把握並びに応急対策工への助言、水防団等への指導等に延べ26名に支援いただきました。

 

 

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