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千曲川だより

 掲載日 2013/03/14

 

 

平成24年度 公募伐採が好評のもと終了しました!

 

【公募伐採とは】

 河川内の樹木は、洪水時には流れを妨げます。さらには流された樹木が橋などに堆積し、洪水をせき上げるなど、治水上の問題となります。また、平常時の河川巡視の際にも視野を遮げ、河川管理上の支障になったり、不法投棄の温床にもなっています。
 このため、計画的に伐採を続けていますが、予算にも限りがありますし、一方で、近年ハリエンジュ(ニセアカシア)のように増殖能力の高い外来種が急速に繁茂し、十分な処理が出来ていないのが実態です。
 そこで、千曲川・犀川の河川内の樹木を、公募により希望者に伐採していただき、その伐木を無償で持ち帰って頂くことにより、伐採コストの縮減及び木材資源の有効利用を図る試みを平成17年度から行っています。

【河道内樹木の悪影響】

橋脚に堆積した流木 河川が見えない ゴミが引っかかる


【公募伐採の流れ


  1. 千曲川河川事務所で伐採場所を選定し、区画割を行う。
  2. 当ホームページや伐採箇所の市町村広報誌などで伐採希望者を募集。応募者多数の場合は抽選。
  3. 当選者は指定区画内の木を指定期間内に自分で伐採、小割りする。
  4. 伐採した樹木は無償提供しますが、積み込みや運搬などは作業者自身が行います。


【平成24年度公募伐採の応募状況

 今年度も募集区画数以上の多数の応募を頂きました。そのため、全ての区画の抽選において、枝葉をお持ち帰りされる方が優先となりました。当選者は、当事務所にて抽選会を実施厳正に決定いたしました。
 全ての区画を枝持ち帰り希望の区画としたのは今年が初めてで、今まで一般枠(枝持ち帰りを希望しない区画)で枝の処分費がかかっていましたが、伐採者に処理して頂くことで、その分のコスト縮減が図られました。



【伐採作業の状況】

 12〜1月にかけて伐採をして頂きました。視認性が向上し、河川の状況を把握しやすくなったおかげで、不法投棄などを発見しやすくなりました。
 また、一部の木が伐採されず残っていますが、これは野鳥の会のご意見を参考に、環境に配慮して伐採しなかった木です。
伐採作業状況


伐採前と伐採後
長野地区(長野市若穂牛島地先)
長野地区(長野市安茂里地先)
戸倉地区(坂城町町中之条地先)
戸倉地区(上田市下塩尻地先)
       
   
松本地区(安曇野市豊科地先)
       
松本地区(松本市島内地先)
       
松本地区(松本市岩岡地先)

今年度もたくさんのご応募をいただき、本当にありがとうございました。
これからも、河川内樹木の適切な管理に取り組んでいきたいと考えていますので、ご協力、よろしくお願いします。
 
 

 

 

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